参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   

エアミックスドアアクチュエーターを補修する(2)


さて今回は、エアミックスドアアクチュエーターの詳細を見ていきたいと思います。写真はアクチュエーターの上面です。アクチュエーター右側には、短いサブハーネスが設定されており、これは車両側ハーネスとの組付性を考慮したものと思われます。また、丸印の3箇所はアクチュエーターとブラケットを固定しているビスになります。



横から見るとこんな感じ。サブハーネスの車両側コネクタは、アクチュエーターのブラケットにクリップ固定されています。



サブハーネスを取り外しました。左側が車両側コネクタで、右側がアクチュエーター側コネクタになります。



アクチュエーターのブラケットを取り外しました。これでアクチュエーターに組み付いていた部品はすべて取り外したので、次にアクチュエーターのケーシングを分解したいと思います。



写真はアクチュエーターの下面になります。ケーシングの上側と下側は、丸印のビス3本と側面の爪で固定されています。



こちらはケーシング側面の爪です。



アクチュエーターのケーシングを開けました。上の部品がケーシング下側、下の部品がケーシング上側になります。



ケーシング上側の拡大写真です。ケーシング内部にはモータと基板と歯車が配置しており、矢印の大きい歯車を外すには、この歯車の軸とケーシング裏側で嵌合している継手アームを外す必要があります。



ケーシングを裏返しました。丸印の継手アームには矢印の爪があるので、この爪をマイナスドライバーで外します。



継手アームを外しました。矢印は、継手アームと嵌合していた大きい歯車の軸になります。



裏返したケーシングを元に戻しました。大きい歯車を外すと、基板にはグリスがべっとり塗布されていました。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの内部構造について掲載します。

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エアミックスドアアクチュエーターを補修する(1)


何かと故障の多いエアコンですが、去年の夏はほぼ正常に作動して冷風が出ていました。そして冬には温風が出ていましたが、今年の春になって冷風が出なくなりました。



エアコン自己診断により、吸込温度センサーと冷媒温度センサーは約0℃の値であることを確認しました。しかし、ステップ4(各アクチュエーターの作動点検)において、表示番号[41~43]は冷風、表示番号[44~47]は温風が出るはずですが、すべて温風しか出ませんでした。これはエアミックスドアアクチュエーターが作動していないと思われますので、取り外して原因を確認したいと思います。それでは、エアミックスドアアクチュエーターを取り外しましょう。



エアミックスドアアクチュエーターは、写真の丸印に鎮座しておりますので、エアコンパネルやカーオーディオを取り外します。これらの取り外しの詳細については、エアコンパネルを交換する(1)エアコンパネルを交換する(2)をご覧下さい。尚、本来はエアミックスドアアクチュエーターの下側に、助手席用のエアコンダクトがあるのですが、不要なので撤去しております。



エアミックスドアアクチュエーターの拡大写真になります。丸印にはエアミックスドアのコネクションロッドが見えています。



助手席側の足元から見るとこんな感じ。コネクションロッドは、左側の空調ユニットと右側のアクチュエーターをロッドホルダーで繋いでいます。矢印部のコネクションロッドはロッドホルダーに挟み込まれているので、先ずこれを外します。



ロッドホルダーの蓋を外しました。蓋は爪で引っ掛かるようになっています。



ロッドホルダーからコネクションロッドを外しました。



次に、アクチュエーターのブラケットにコネクタがクリップ固定されているので外します。



コネクタを外しました。そしてブラケットのビスを3本外して、アクチュエーターを取り外します。ちなみに、左側のビスはブロアファンのHIリレーと共締めになっています。



アクチュエーターを取り外しました。丸印の3箇所はブラケットの取り付け穴になります。



これが取り外した収穫物になります。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの詳細について掲載します。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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