
さて今回は、アンテナアンプの分解とAピラー以降の配線経路を確認したいと思います。これは、前回に取り外したアンテナアンプの裏側です。カバーは左側から、ブラケットは下側からアンテナアンプ本体にビス1本で固定されています。

アンテナアンプを分解しました。左側の配線はリヤアンテナ入力線、右側の配線はリヤアンテナ出力線とアンテナアンプ電源線です。

アンテナアンプ本体を180度回転して拡大すると、こんな感じ。基板左下の「VCC」にはアンテナアンプ電源線、その右隣の「OUT」にはリヤアンテナ出力線が接続しています。リヤアンテナ出力線は2本見えていますが、白色被覆がアンテナ線、茶色被覆がシールド網線です。そして、基板右上の「RF」にはリヤアンテナ入力線が接続しています。

リヤアンテナ出力線の黒色被覆を剥いてみました。白色被覆のアンテナ線は、シールド網線に覆われた構造になっています。

次に、前回Aピラー下部で切断して残った3本の配線経路を見ていきたいと思います。それでは、助手席前のグローブボックスを取り外しましょう。

グローブボックス下側に取付ボルトが2本あるので、この頭8mmの六角ボルトを外します。

グローブボックスを取り外しました。中央の白い箱はクーリングユニット(エバポレーター)です。

グローブボックスの開口から左上を見ました。3本の配線は、ステアリングメンバーに沿って配索されています。矢印は前回切断した配線の端で、丸印は1点目2点目のクリップ位置になります。尚、本来はグローブボックスの上側に、ランプやランプスイッチを設置している樹脂部品があるのですが、1年前にエアコン不調があり、インテークドアアクチュエーターの作動確認をするため取り外して、そのまま撤去しております。

グローブボックスの開口から真上を見ました。1点目のクリップから配線を外した状態になります。丸印は2点目3点目のクリップ位置です。

グローブボックスの開口から右上を見ました。丸印は3点目のクリップ位置です。3点目のクリップから配線を外して、これまでの配線全部をカーオーディオ後方の隙間に押し込んだ後、カーオーディオを取り外します。カーオーディオの取り外しの詳細については、
エアコンパネルを交換する(2)をご覧下さい。

カーオーディオを取り外しました。フロントおよびリヤアンテナ線は、ダイバーシティアンテナ変換コードを介してカーオーディオ背面のアンテナジャックに接続しています。また、アンテナアンプ電源線は、丸印のコネクタを介して室内配線と接続しています。

アンテナ入力端子とアンテナアンプ電源線のコネクタを外しました。

これが取り外した収穫物になります。アンテナアンプからきている2本の配線(リヤアンテナ出力線とアンテナアンプ電源線)、フロントガラスのアンテナ線、ダイバーシティアンテナ変換コードです。

後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、アンテナアンプと不要な配線を取り去ることができてスッキリしました。
[2回]
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アンテナ
Re:アンテナ
コメントありがとう御座います。本記事は、当方ラジオを聞かないため、不要なアンテナアンプと配線を取り外した内容です。現在もデッキにはアンテナをつないでおりません。よろしくお願い致します。
No Title
Re:No Title
こちらも今年だけで、デフオイル漏れ・クラッチを踏むと異音・リヤウォッシャー液が出ないなどの修理をしています。車は週一回しか乗ってませんが、次はどこが故障するかとヒヤヒヤものです。