
前々回のレポートでアンテナアンプを取り外したのですが、その際、リヤガラスのデフォッガーに接続している配線があったので辿ってみると、ノイズサプレッサーユニットに繋がっていることが分かりました。写真で示したトランクルーム左側の矢印がノイズサプレッサーユニットの位置になります。一般にガラスプリント式のアンテナは、デフォッガーの回路と混在して貼り付けられるため、デフォッガーに電流が流れるとラジオの雑音が顕著になり、この雑音を軽減するのがノイズサプレッサーユニットです。車内で音楽は聴きますがラジオは聴かないので、ノイズサプレッサーユニットは不要と思われます。それでは、ノイズサプレッサーユニットを取り外しましょう。

トランクルーム左側の拡大写真になります。ノイズサプレッサーユニットはトランクルーム板金の外側(点線部)にあり、トランク内側からボルト2本で固定されています。尚、本来はトランクルームには内張りがあるのですが、約16年前に撤去しております。

パンタジャッキを取り外し、その開口からノイズサプレッサーユニットを覗いてみました。手前側には黒色ビニールテープで被覆されたノイズサプレッサーユニットに入力する電源線(青色)とアース線(黒色)、奥側には茶色スポンジで被覆されたリヤガラスのデフォッガーへ出力する配線が見えています。先ず、デフォッガーへ接続する配線経路を確認したいと思います。

ノイズサプレッサーユニットからデフォッガーへは、トランクルーム板金の外側から矢印方向に配線されています。

リヤパーセルシェルフ(リヤシートバック後方の仕切り棚)上のカーペットをめくると、丸印の箇所(Cピラー下部)にデフォッガーへ接続するコネクタがありました。

車内からコネクタを見るとこんな感じ。コネクタの左側はノイズサプレッサーユニットからきた配線で、コネクタの右側はデフォッガーへ接続する配線となっています。

デフォッガー(ヒーター線)へ接続する配線は上下2本あります。ノイズサプレッサーユニットを取り外す前に、どちらがプラス極でどちらがマイナス極かを確認しておきます。

ちなみに、デフォッガーの範囲はリヤガラスに示した黄色線の下側です。黄色線の上側はラジオのアンテナ線になります。

メーターフードパネル右側のリヤデフォッガースイッチを押しました。

テスターで電圧を測定すると、(+)11.44Vになったので、下側がプラス極で上側がマイナス極と分かりました。

デフォッガー接続部(上側)の拡大写真です。デフォッガー端子は、はんだで固定されています。ということで、今回はここで終了します。次回は、ノイズサプレッサーユニットに入力している電源線の配線経路から掲載します。
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