参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   

リヤブレーキの鳴きを止める


約3ヶ月前に行った車検で、リヤブレーキローターとリヤブレーキパッドを交換したのですが、その時以降、車に乗った最初だけ、ブレーキを踏むと「キーキー音」がするようになりました。駐車場から出る時に下り坂があるので、ここで結構うるさい音が鳴ります。そして2~3回ブレーキを踏んで音が鳴った後は、走行中にブレーキが鳴くことはありません。そこで今回は、車の走り始めに起こるリヤブレーキの鳴きを止めていきたいと思います。



写真は、車両左側の後輪です。現在のリヤブレーキローターは、ディクセル製のSD Type(スリット付き)が入っています。これに交換する前は、ディクセル製のPD Type(スリット無し)を使用していて、ブレーキ鳴きは全くありませんでした。よってブレーキ鳴きの原因は、ブレーキローターのスリットにあると思われます。尚、リヤブレーキパッド(ニスモ製のS-tuneブレーキパッド)は、交換前と交換後も同じものを使っています。リヤブレーキローターの詳細については、立ち合い車検を受ける(2)をご覧下さい。



ネット情報によると、一般にブレーキ鳴きは、ブレーキディスクにキャリパーピストンの圧力を介してブレーキパッドを押し当てた時に、ブレーキパッドが摩擦振動して空気中に異音を発生するようです。自車に該当する原因としては、①ブレーキディスク(スリット付き)とブレーキパッドの擦れ合い、②始動時のキャリパーピストンの圧力不均衡によるブレーキパッドのビビリが考えられます。ここで実車実験として、①は「車を1日放置した後と、3日放置した後」の条件で、②は「走行前にアイドリング状態でポンピング(ブレーキペダルを約10回強く踏む)をするか否か」の条件で、ブレーキ鳴きに差があるかを見れば、①と②がブレーキ鳴きの原因になっているかが分かりそうです。



№1~4において、上記①②の条件でブレーキ鳴き(鳴き音量、鳴き回数)を測定すると、①の条件では「放置日数が上がると、鳴き音量と鳴き回数が上がる」、②の条件では「ポンピングは有りよりも無しの方が、鳴き回数が上がる」という結果になりました。これにより、①と②は共にブレーキ鳴きの原因となっていることが確認でき、加えて、条件の最も緩い№1(①放置日数:1日、②ポンピング:有り)においても、1日放置すると再びブレーキ鳴きが発生することが分かりました。現状では、一度走行すると日中2~3時間の駐車であれば、再度走行してもブレーキ鳴きは起こりませんが、1日以上放置すると再度ブレーキ鳴きが発生するため、やはり適切な処置をしておく必要があります。



そこで、ブレーキ鳴き止めスプレーの登場です。写真は、SUMICO製のディスク鳴き止め剤になります。これをブレーキパッド側面に塗布すると、特殊摩擦安定剤によりブレーキパッドの摩擦振動を抑える効果があるそうです。それでは、鳴き止めスプレーを塗布しましょう。



左側後輪の写真です。鳴き止めスプレーは、リヤブレーキパッド両側(外側と内側)のパッド側面に塗布するのですが、ブレーキパッド内側の塗布位置が見えないので、一旦タイヤを外します。尚、タイヤを外す際にはサイドブレーキを引き、前輪にタイヤストッパーを置きました。



タイヤを外しました。リヤキャリパーの下側から、橙色のブレーキパッド(外側)が見えています。



拡大すると、こんな感じ。
矢印のパッド側面に鳴き止めスプレーを塗布するので、この部分をブレーキクリーナーで洗浄します。そして、鳴き止めスプレーをパッド側面に少量噴き付けます。



ブレーキパッド(外側)の上側に、鳴き止めスプレーを噴き付けました。スプレー液がディスク面に付着した場合は、速やかに拭き取っておきます。



ブレーキパッド(外側)の下側になります。



左側後輪のリヤキャリパーを上から見た写真です。ブレーキパッド(内側)の上側は、矢印のバックプレートがあって塗布位置が見えないので、丸印の隙間から鳴き止めスプレーを噴き付けました。



同じくリヤキャリパーを車両前側から見た写真です。ブレーキパッド(内側)の下側も、矢印のバックプレートがあって塗布位置が見えないので、丸印の隙間から鳴き止めスプレーを噴き付けました。



右側後輪の写真です。ブレーキパッド内側の塗布位置が分かったので、こちらはタイヤを外さずに、ホイールの隙間から鳴き止めスプレーを噴き付けました。左右リヤブレーキの塗布作業が完了したので、早速、車に乗って走行してみましょう。車両は約5日放置していたので、ブレーキを踏むと「キーキー音」が大きく鳴るはずですが、全くブレーキ鳴きはしませんでした。これで、車の走り始めに起こるリヤブレーキの鳴きを止めることができました。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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