
さて今回は、新しいバッテリーを取り付けていきたいと思います。写真のバッテリーは、GSユアサ製のEC-60B19Rです。古いバッテリーより容量が大きくなるので、高さと重量が大きくなります。

新旧2つのバッテリーを比較しました。左側が古いバッテリー(HJ-30A19R)で、右側が新しいバッテリー(EC-60B19R)です。新しいバッテリーは、古いバッテリーと縦横の大きさ(縦127mm×横187mm)は同じですが、高さが40mm高く(162mm→202mm)、重量が2.5kg重く(7.0kg→9.5kg)なっています。バッテリー容量が増えた結果、新しいバッテリーの5時間率電流は13Ah大きく(21Ah→34Ah)なりました。

写真は、新しいバッテリーを取り付ける部品になります。左側が車両後方用の取付ロッド、中央がバッテリーステー、右側が車両前方用の取付ロッドです。これまで使用していたバッテリーステー(純正品)は、バッテリーの突出型液栓に対応した形状(中央部が狭い)となっていて、バッテリー上面との接触面積が小さいため、バッテリーの位置ずれがよく起こっていました。しかし、今回取り付ける新しいバッテリーは液栓形状がフラットなので、バッテリー上面との接触面積が大きく取れるバッテリーステー(B型用、アルミ削り出し)を選びました。あと、バッテリーの高さが40mm高くなったことで、左側の取付ロッド(車両後方用)は、下部フックの車両取付位置を上側に変更することで再利用できましたが、右側の取付ロッド(車両前方用)は、今までより40mm長いロッド(200mm→240mm)に交換しました。

最初に矢印の取付ロッド(車両前方用)を、車両にボルト固定します。

そしてバッテリートレーを置き、新しいバッテリーを載せ、取付ロッドにバッテリーステーを通して、六角ナットにスプリングワッシャーを挟んで固定しました。

次に、エーモン製のバッテリーターミナル(B端子)を用意しました。左側がマイナス極、右側がプラス極になります。左側のターミナルは、電線端部(マイナス極)が丸端子のため、簡単に取り外しができる蝶ボルト式のものにし、右側のターミナルは、電線端部(プラス極)が剥き出しのため、六角ボルト式のものにしました。

写真は、エーモン製のバッテリーターミナルカバーです。左側がマイナス極(蝶ボルト式)、右側がプラス極(六角ボルト式)になります。それでは、新しいバッテリーにバッテリーターミナルとカバーを取り付けていきましょう。

プラス極の電線の拡大写真です。電線端部は、裸線が剥き出しになっています。

電線にバッテリーターミナルカバーを通した後、バッテリーターミナルを取り付けました。

こちらは、マイナス極の電線です。電線端部は、丸端子でカシメられています。

電線にバッテリーターミナルカバーを通した後、バッテリー端子にターミナルを取り付けました。

あとは、プラス極のターミナルをバッテリー端子に取り付け、マイナス極の丸端子をターミナルに蝶ボルトで固定し、ターミナルカバーを被せて作業完了です。バッテリー交換後、新品のせいかエンジンの掛かりがめちゃ良くなりました。これで、バッテリー交換の周期が4年位になったらいいなと思います。
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