参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   

補助電動ファンを取り付ける(5)


さて今回は、電動ファンを作動させることで、エアコンの冷風が出るまでの時間が短縮されるかを見ていきたいと思います。最初に、屋外駐車時において、電動ファン作動の有無により、エアコンの吹出温度に差があるかを確認しましょう。手順は、屋外駐車場に車を停めてエンジンとエアコンを切り、窓を開けて30分待機します。その後、窓を閉めてエンジンを掛け、アイドリング状態(800回転)で、エアコンを18℃設定(外気導入)にして、1分毎に10分間エアコンの吹出温度を測定します。



30分待機中の車内です。赤色矢印はデジタル温度計で、車内温度と黄色矢印の中央エアコン吹出口の温度を測定しています。これは、エアコンを作動させた後、エアコンダクトに冷気が残るため、温度測定結果に影響が出ないように、車内温度と中央エアコン吹出口の温度が同じになるまで、エアコンダクトの冷気が暖まるのを待っています。



これがデジタル温度計で、シンワ製のSmart Bです。本体に内部センサー[IN]と、付属コードに外部センサー[OUT]が付いているので、2箇所の温度測定が可能です。



中央エアコン吹出口の写真になります。矢印がデジタル温度計の外部センサーです。



あと、電動ファン無しの測定時には、矢印にあったラジエーターファンのヒュージブルリンク(茶色)を抜いておきました。これは、ラジエーターの水温が90℃以上になった場合に、電動ファンが作動するのを防ぐためです。尚、エンジンルーム内のリレーボックスの詳細については、補助電動ファンを取り付ける(1)をご覧下さい。



抜き取ったヒュージブルリンク(25A)です。



それでは準備が整ったので、屋外駐車時での電動ファン無しの測定を開始しましょう。窓を閉めてエンジンを掛けると、アイドリング状態になりました。



エアコンを18℃設定にして、1分毎に10分間エアコンの吹出温度を測定しました。



電動ファン無しの測定が完了しました。エンジンとエアコンを切り、窓を開けて30分待機後、電動ファン有りの測定を行います。先程抜き取ったヒュージブルリンクを元に戻し、窓を閉めてエンジンを掛け、エアコンを18℃設定にして、矢印のフォグスイッチを押して、1分毎に10分間エアコンの吹出温度を測定しました。



屋外駐車時の測定結果です。気温は36℃でした。電動ファン有りでは、電動ファン無しより、エアコンの吹出温度が約1℃下がった程度で、あまり冷却効果はありませんでした。9分経過時に電動ファン無しの吹出温度が高くなっているのは、一時的にエンジン回転数が落ちたためです。本デジタル温度計と自分の肌感覚から、冷風と感じる温度は約20℃ですが、本測定では最低温度が約28℃となり、屋外駐車時のアイドリング状態では、電動ファンの有無によらず、冷風が出ないことが分かりました。



次に、直射日光の影響がない屋内駐車時においても、屋外駐車時と同様の温度測定を行いました。



屋内駐車時の測定結果です。気温は33℃でした。測定開始時(0分時)に約1℃の温度差はありますが、電動ファン有りでは、電動ファン無しより、エアコンの吹出温度が2~3℃下がり、屋外駐車時よりも冷却効果がありました。10分経過時に電動ファン無しの吹出温度が高くなっているのは、一時的にエンジン回転数が落ちたためです。本測定でも最低温度が約26℃となり、電動ファン有りでも屋外駐車時同様、冷風が出ませんでした。



最後に、40km/hの走行時において、屋外および屋内駐車時と同様の温度測定を行いました。



40km/hで走行中のメーターです。3速で2000回転を表示しています。



40km/hで走行時の測定結果です。気温は33℃でした。本測定前の30分待機は、木陰で行いました。測定開始時(0分時)における約2℃の温度差を考慮すると、電動ファンの有無によらず、ほぼ同じ吹出温度の冷却曲線になりました。そして、走行約2分で冷風と感じる20℃に達し、更に10分で寒いと感じる約12℃まで、エアコンの吹出温度は下がっていきました。正直の所、電動ファンはアイドリング状態で、冷風が出るほど冷却効果があるものと思ってましたが、エアコンコンプレッサーの回転数の影響が大きいのですね。今回の測定結果をまとめると、①「屋外駐車時は、電動ファンの冷却効果はなく、吹出温度は約28℃で冷風が出ない」、②「屋内駐車時は、電動ファンの冷却効果は2~3℃あるが、吹出温度は約26℃で冷風が出ない」、③「40km/hで走行時は、電動ファンの冷却効果はないが、吹出温度は約2分で冷風が出る」となります。以上の結果から、夏の暑い時期に車を駐車して、時間が経って再び乗る場合は、駐車時に電動ファンを作動させても、あまりエアコンの吹出温度は下がらないが、40km/hで走行すれば、約2分で冷風が出ることが分かりました。



他方、今回電動ファンを取り付けたことで、一つ良かったことがありました。それは、電動ファンを作動させるフォグスイッチを押していないのに、アイドリング時に電動ファンが度々作動しているのに気付いたことです。これは、水温上昇抑制のため作動しているのですが、今まで電動ファンを外していたので、全く分かりませんでした。夏場にはオーバーヒートの危険もあるので、今回取り付けておいて正解でした。

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補助電動ファンを取り付ける(4)


さて今回は、電動ファンをエアコンコンデンサーへ取り付けていきたいと思います。先ず、電動ファンの上下4箇所に、丸印の取付足(付属品)を嵌め込みます。この取付足とエアコンコンデンサーを取付バンド(付属品)で共締めすると、電動ファンが固定できるようになっています。



取付足の拡大写真です。



次に、電動ファンをエアコンコンデンサーへ取り付ける位置を決めます。写真の丸印辺りに電動ファンを置いて、取付足の上下4箇所の穴位置をマーキングしましょう。



そしてマークした箇所に取付バンドが貫通するように、先の尖った工具でエアコンコンデンサーのフィンを少し広げておきます。



これが取付バンドになります。材質は樹脂製で、断面形状は楕円3mm×4mm、長さは200mmです。



取付バンドをエアコンコンデンサーに貫通させる際、矢印のラジエーターを車両後方にずらしました。手順は、ラジエーターマウンティングブラケット(アッパー)を取り外し、ラジエーターを少し持ち上げながら、車両左側のラジエーターマウンティングラバー(ロア)を受け皿から外して動かします。ちなみに、エアコンコンデンサーのコアの厚さは約20mmです。



次に、直径約4mmの竹串を用意して、エアコンコンデンサーの貫通穴(4箇所)に差し込み、付属のウレタンパッド(縦23mm×横23mm×厚さ2mm)をエアコンコンデンサーの表裏(合計8箇所)に貼り付けました。



電動ファンを持ってきました。竹串に取付足の穴を通すと電動ファンの位置が決まるので、上側から順に、竹串を抜くごとに取付バンドを貫通穴に通し、エアコンコンデンサーの裏側から取付クリップ(付属品)で共締めしていきます。



写真は取付クリップです。中央の穴に取付バンドを一度通すと、元の方向に戻らなくなるので締め付けの固定ができます。



エアコンコンデンサーの裏側は、こんな感じ。上下4箇所を取付クリップで固定しました。尚、取付クリップから飛び出た余分な取付バンドは、切断しておきましょう。



あと電動ファンの脱落防止のため、上側2箇所のみ、矢印の結束バンドで追加固定しました。



最後に、補助電動ファンのコネクタに電動ファンのタブ端子を、プラスマイナスを逆に接続し、ビニールテープ(黒色)で絶縁して作業完了です。



エンジンを掛けて、フォグスイッチを押すと、電動ファンからプッシュ式の方向に風が出るのを確認しました。ということで、今回はここで終了します。次回は、電動ファンを作動させることで、エアコンの冷風が出るまでの時間が短縮されるかについて掲載します。

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現在の仕様

[エンジン系]
AIRINX Bタイプ(TRUST)
イリジウムMAXプラグ(NGK)
大流量フューエルポンプ(nismo)
Mobil 1(ExxonMobil)
強化タイミングベルト(nismo)
SUSフロントパイプ(豊和管)
SUPER CATALYZER(Apexi)
N1 evolution MUFFLER(Apexi)

[駆動系]
クラッチ(BNR32用)
GT L.S.D. Pro 2WAYl(nismo)

[制御系]
SUPER-AFC(Apexi)
GReddy B-specⅡ(TRUST)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)

[足回り系]
street ZERO(CUSCO)
ピロテンションロッド(CUSCO)
リヤスタビライザー(BNR32用)
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17, 235/45R17
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32, 17×8JJ+38

[ブレーキ系]
S-tuneブレーキパッド(nismo)
スリットローターSD(DIXCEL)

[補強系]
フロントタワーバー(nismo)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)

[外装系]
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
リヤウイング(BNR32用)

[内装系]
φ350 COMMAND2(momo)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
TS-F1640Ⅱ(CARROZZERIA)
TS-F1600(CARROZZERIA)

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