
さて今回は、配線のバンドクリップを取り外して、Aピラーの配線経路を確認したいと思います。写真は、Aピラーの内張りを取り外した状態で、丸印はクリップ穴になります。

取り外した内張りの裏側です。丸印はクリップの位置で6個あります。

拡大すると、こんな感じ。樹脂の突起部にメタルクリップが付いています。

Cピラー上部からAピラー上部までのバンドクリップを6個外しました。丸印はバンドクリップになります。

Aピラーの配線経路は、1点目がAピラー上部、2点目が中央部でバンドクリップ固定されています。

3点目4点目は、Aピラー下部でバンドクリップ固定されており、それらの間には、フロントガラスのアンテナ線とアンテナ雑音(ノイズ)を逃がすシールド網線が見えています。

Aピラー上部から下部までのバンドクリップ4個、アンテナ線のクリップ2個、シールド網線のボルトを外しました。4点目のバンドクリップには、フロントガラスのアンテナ線も結束されています。そして、フロントガラスのアンテナ線も不要なので、アンテナ端子をもぎ取り、4点目のバンドクリップ部から、アンテナアンプからきている2本の配線(リヤアンテナ出力線とアンテナアンプ電源線)と、フロントガラスのアンテナ線を切断します。

Aピラー下部の配線をすべて取り外しました。切断して残った3本の配線は、グローブボックスの上側を通っていくので、Aピラー下端の隙間に押し込んでおきます。

次に、アンテナアンプを取り外します。ブラケットを固定しているボルトを1本外すだけです。

アンテナアンプを取り外しました。心にぽっかりと穴があいたような感じです。

これが取り外した収穫物になります。アンテナアンプ本体、ブラケット、リヤアンテナ入力線、リヤアンテナ出力線、アンテナアンプ電源線です。

もう一つの収穫物は、フロントガラスのアンテナ線とシールド網線です。ということで、今回はここで終了します。次回は、アンテナアンプの分解から掲載します。
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