
今まで見て見ぬふりをしていたのですが、助手席側にあるエアコン吹出口の水平羽根(上2枚)が、矢印の風向調整ツマミを上下させても、全く動かない状態になっています。これは、水平羽根(5枚)を連結している部品の破損が原因なので、取り外して補修したいと思います。それでは、エアコン吹出口を取り外しましょう。

エアコン吹出口の拡大写真です。吹出口下面の奥には、矢印の下爪が2箇所見えています。この爪の片方を細いマイナスドライバーで浮かせながら、丸印の吹出口とダッシュボードの隙間に、別のマイナスドライバーを差し込んで取り外します。しかしこの車両では、右側丸印のダッシュボードが変形して、吹出口が取り外し難かったので、先に下爪を2つ折ってから、吹出口を取り外しました。

っていうか、下爪は格闘中に折れてしまいました(笑)。まぁ、下爪がなくても、上爪2つでしっかり固定できるので「良し」とします。

エアコン吹出口を取り外しました。矢印の2箇所が吹出口上面の上爪になります。

吹出口を外したら、こんな感じ。上2つの長丸印は上爪が掛かる位置で、下2つの丸印は下爪が掛かる位置です。そして更に奥には、黒色のエアコンダクトが見えています。

これが、取り外したエアコン吹出口です。実は取り外し作業中、水平羽根と垂直羽根の連結部品がかなり脆くて折れてしまい、全ての羽根が動かなくなってしまいました。

写真は、折れた連結部品の大きいものを寄せ集めたものです。上側が水平羽根の連結部品、下側が垂直羽根の連結部品になります。見ての通りボロボロなので、あとで新しく作り直すことにして、先ずエアコン吹出口を分解しましょう。

エアコン吹出口には、上面と下面に各2つの爪があるので、これをマイナスドライバーで外します。写真の丸印が、上面にある爪2つです。

こちらは、下面の爪2つになります。

参考までに、矢印の風量調整板を全開した時の写真です。

そして4つの爪を外して、エアコン吹出口を分解しました。左上が前カバー、右上が吹出口本体、左下が水平羽根(5枚)、右下が垂直羽根(4枚)で構成されています。ということで、今回はここで終了します。次回は、垂直羽根の連結部品の製作について掲載します。
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