
最近、車に乗っている時に、エンジンの不調が3つありました。1つ目は、信号待ちでアイドリング回転数が急下降して起こった「エンスト」です。エンスト後、2~3回セルを回しても全くエンジンが掛からなかったので、かなりヤバい思いをしました(汗)。2つ目は、約60km/hで走行中に、エンジン回転数が3,000回転から2,000回転に急下降して生じた「減速」です。これも、何の前触れもなく突然起こったので、とても危険に感じました。そして3つ目は、走行中にエンジン回転数が一瞬下がったり戻ったりを繰り返す「ハンチング」です。これは、いきなり車両がギクシャクした挙動になるので、慣れていないとビックリします。以上3つのエンジン不調は、何れも「エンジン回転数が急に下がる」という共通点があるので、おそらく「吸気系」か「点火系」に不具合があると思われます。先ず現状確認のため、冷間始動時のアイドリングから見ていきましょう。

外気温が12℃で、エンジンを掛けて約15分後の状態です。エンジン回転数は650回転に落ち着き、水温も安定しています。

冷間始動時のアイドリングについて、エンジン回転数と経過時間のグラフを作成しました。始動時の1200回転から、徐々に約15分かけて650回転まで下がっていき、途中でハンチングなどは一切ありませんでした。整備要領書によると、アイドル規定値は650回転となっていることから、アイドリング回転数を制御する「AACバルブ」は、正常に機能していることが分かりました。そこで今回は、エンジンの不調を直すため、「吸気系」で一番妖しそうな、エアフロメーター(空気吸入量を計測する装置)を洗浄してみたいと思います。それでは、エアフロメーターを取り外しましょう。

エンジンルームの写真になります。エアフロメーターは、丸印のエアクリーナーと接続しています。

拡大すると、こんな感じ。矢印がエアフロメーターです。先に、エアクリーナーを取り外します。

エアクリーナーを取り外すと、エアフロメーターがお目見えしました。赤色矢印にあるカプラーを外します。そして、エアフロメーターは黄色矢印の吸気ダクトと接続しているので、接続部にあるステンレス製ホースバンドの六角ボルト(頭8mm)を緩めて、エアフロメーターを取り外します。

エアフロメーターを取り外しました。赤色矢印がカプラーで、黄色矢印がステンレス製ホースバンドになります。尚、吸気ダクトの開口は、異物が入らないように塞いでおきましょう。

これが取り外したエアフロメーターで、品番は22680-02U00になります。吸気側から見た写真です。矢印には、今回洗浄するホットワイヤー部が見えています。

ホットワイヤー部の拡大写真になります。約20年前に一度洗浄したことがありますが、見ての通り、かなり汚れが付着しています。この状態では、空気吸入量が正確に計測できているとは思えません。

そこで、KUREエアフロクリーンの登場です。エアフローセンサーの汚れを簡単・強力に除去する洗浄スプレーです。

エアフロメーターの吸気側から、エアフロクリーンを吹き付けました。エアフロメーターの下には、キッチンペーパーを置いておきます。

ホットワイヤー部に付着していた汚れになります。

洗浄後のホットワイヤー部の写真です。汚れが落ちて、とても綺麗になりました。

吸気側と同様に、排気側からもエアフロクリーンを吹き付けました。後は、逆順で取り付けて作業完了です。

早速、車に乗って走行確認してみました。今回のエンジン不調は3つあり、 ①アイドリング回転数が急下降して起こる「エンスト」、②走行中にエンジン回転数が急下降して生じる「減速」、③走行中にエンジン回転数が下がったり戻ったりする「ハンチング」です。エアフロメーターを洗浄後、①と②の「エンスト」と「減速」は起こってないので、洗浄効果はあったと思われます。しかし③の「ハンチング」は、依然症状が発生しているため、エアフロ以外の原因があるようです。この件については、「点火系」のパワートランジスター(中古品を約15年使用中)が、経年劣化による電圧不安定で妖しそうなので、次回のレポートで、パワートランジスターをほぼ新品のものに交換して走行確認したいと思います。
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