
何かと故障の多いエアコンですが、去年の夏はほぼ正常に作動して冷風が出ていました。そして冬には温風が出ていましたが、今年の春になって冷風が出なくなりました。

エアコン自己診断により、吸込温度センサーと冷媒温度センサーは約0℃の値であることを確認しました。しかし、ステップ4(各アクチュエーターの作動点検)において、表示番号[41~43]は冷風、表示番号[44~47]は温風が出るはずですが、すべて温風しか出ませんでした。これはエアミックスドアアクチュエーターが作動していないと思われますので、取り外して原因を確認したいと思います。それでは、エアミックスドアアクチュエーターを取り外しましょう。

エアミックスドアアクチュエーターは、写真の丸印に鎮座しておりますので、エアコンパネルやカーオーディオを取り外します。これらの取り外しの詳細については、
エアコンパネルを交換する(1)、
エアコンパネルを交換する(2)をご覧下さい。尚、本来はエアミックスドアアクチュエーターの下側に、助手席用のエアコンダクトがあるのですが、不要なので撤去しております。

エアミックスドアアクチュエーターの拡大写真になります。丸印にはエアミックスドアのコネクションロッドが見えています。

助手席側の足元から見るとこんな感じ。コネクションロッドは、左側の空調ユニットと右側のアクチュエーターをロッドホルダーで繋いでいます。矢印部のコネクションロッドはロッドホルダーに挟み込まれているので、先ずこれを外します。

ロッドホルダーの蓋を外しました。蓋は爪で引っ掛かるようになっています。

ロッドホルダーからコネクションロッドを外しました。

次に、アクチュエーターのブラケットにコネクタがクリップ固定されているので外します。

コネクタを外しました。そしてブラケットのビスを3本外して、アクチュエーターを取り外します。ちなみに、左側のビスはブロアファンのHIリレーと共締めになっています。

アクチュエーターを取り外しました。丸印の3箇所はブラケットの取り付け穴になります。

これが取り外した収穫物になります。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの詳細について掲載します。
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