
さて今回は、エアミックスドアアクチュエーターの詳細を見ていきたいと思います。写真はアクチュエーターの上面です。アクチュエーター右側には、短いサブハーネスが設定されており、これは車両側ハーネスとの組付性を考慮したものと思われます。また、丸印の3箇所はアクチュエーターとブラケットを固定しているビスになります。

横から見るとこんな感じ。サブハーネスの車両側コネクタは、アクチュエーターのブラケットにクリップ固定されています。

サブハーネスを取り外しました。左側が車両側コネクタで、右側がアクチュエーター側コネクタになります。

アクチュエーターのブラケットを取り外しました。これでアクチュエーターに組み付いていた部品はすべて取り外したので、次にアクチュエーターのケーシングを分解したいと思います。

写真はアクチュエーターの下面になります。ケーシングの上側と下側は、丸印のビス3本と側面の爪で固定されています。

こちらはケーシング側面の爪です。

アクチュエーターのケーシングを開けました。上の部品がケーシング下側、下の部品がケーシング上側になります。

ケーシング上側の拡大写真です。ケーシング内部にはモータと基板と歯車が配置しており、矢印の大きい歯車を外すには、この歯車の軸とケーシング裏側で嵌合している継手アームを外す必要があります。

ケーシングを裏返しました。丸印の継手アームには矢印の爪があるので、この爪をマイナスドライバーで外します。

継手アームを外しました。矢印は、継手アームと嵌合していた大きい歯車の軸になります。

裏返したケーシングを元に戻しました。大きい歯車を外すと、基板にはグリスがべっとり塗布されていました。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの内部構造について掲載します。
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