
さて今回は、前回のメモリー用電池(LRV08)よりも大きな容量の電池を使って、再度取り付けを行っていきます。写真は、今回メモリー用電池として使うジャンプスターターです。これは約1年前に、バッテリー上がり対策のため購入したのですが、普段は車に携帯しているだけで全く出番がないので、これを機会に活用したいと思います。

ジャンプスターターの裏面を見ると、電池容量は20,000mAhと書いています。前回取り付けたメモリー用電池(LRV08)は約45mAhだったので、かなり大容量になります。

これがジャンプスターターの通常の使い方です。万一バッテリーが上がってエンジンが掛からない場合、ジャンプスターター本体に、矢印のブースターケーブル(付属品)を接続し、クランプでバッテリー端子を挟んでキーを回すと、大電流が流れてエンジンが掛かります。

また、ジャンプスターターの上面にはLEDライトが付いており、矢印のUSB(Type-A)の出力ポートでは、スマホの充電ができたり結構便利です。それでは、ジャンプスターターをカーオーディオのメモリー用電池として配線していきましょう。

ジャンプスターターからの電源の取り出しは、矢印のシガーソケットケーブル(付属品)を接続し、これにシガープラグを接続して行います。

シガープラグを用意しました。エーモン製のLED照明付き電源プラグになります。プラグ頭にはミニ管ヒューズ(5A)が内蔵されていて、電源コードは約1mです。本体の通電状態を示すLED照明は、無駄に電気を使うので分解して基板を外しておきました。

シガーソケットに矢印のシガープラグを嵌め込みました。次に、シガープラグの電源コードとメモリー用電源のリード線を接続しましょう。

赤色矢印がシガープラグの電源コードで、黄色矢印がメモリー用電源のリード線です。尚、前回メモリー用電源のリード線に接続していた電池ボックスは、今回不要なので取り外しています。

シガープラグの電源コードと、メモリー用電源のリード線を圧着接続端子でカシメました。

ここで、ジャンプスターターの電圧を確認しておきます。電池残量100%で初期電圧は、16.58Vありました。前回取り付けたメモリー用電池(LRV08)は12.73Vだったので、かなり高い電圧になっています。

ジャンプスターターをメモリー用電池として使用した時の電圧と経過時間のグラフです。青色実線は1日毎に3日間電圧を測定した結果で、3日目は16.09Vでした。赤色点線は青色実線を平行に延長した予測線で、1週間後もカーオーディオの使用最低電圧10.8Vを十分保持していました。ということで、今回はここで終了します。次回は、ジャンプスターターの置き場所とシガープラグの電源コード配線について掲載します。
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