
さて今回は、アースケーブルの配線を行っていきたいと思います。アースを取る位置については、
キルスイッチを取り付ける(4)で確認した通り、サイドブレーキブラケットの固定ボルトから取ります。アースケーブルの線長は、アースを取る位置とキルスイッチ裏側の端子取付ボルト位置がかなり近いので、コンソールボックスを取り付けできる余長(約50cm)があればよいでしょう。写真は、今回用意したアースケーブルになります。仕様はバッテリーケーブルの時と同じで、14SQ(外径7.7mm)の50cmで、両端にφ10mm丸端子が付いているものです。それでは、アースケーブル端子をサイドブレーキブラケットの六角ボルトに取り付けましょう。

ここで、サイドブレーキブラケットの六角ボルトの長さを変更しておきたいと思います。前々回にアース位置を確認した際、純正の六角ボルトにケーブル端子を取り付けましたが、ネジ山の掛かり代が少ないと感じました。左側が純正の頭12mmの十字穴付き六角ボルト(M8×15@1.25)とスプリングワッシャーとワッシャーで、右側が今回使用する頭13mmの六角ボルト(M8×20@1.25)とスプリングワッシャーとワッシャーです。尚、純正の六角ボルトは、スプリングワッシャーとワッシャーが外せないようになっています。

丸印のように、アースケーブル端子をサイドブレーキブラケットの六角ボルトに取り付けました。矢印は、前回に引き込んできたバッテリーケーブル端子になります。

矢印のアースケーブル端子をキルスイッチと接続する位置に置きました。この付近は、サイドブレーキ関連の金属部品と、コンソールボックスブラケット(前側)があるので、アースケーブルにはコルゲートチューブを被せました。また、アースケーブルが長丸印のサイドブレーキ直下に入り込まないように、アースケーブル端子の向きを少し上に調整しました。

キルスイッチを取り付けたコンソールボックスを持ってきました。キルスイッチの取り付けの詳細については、
キルスイッチを取り付ける(3)をご覧下さい。キルスイッチ裏側の端子取付ボルトに、バッテリーケーブル端子とアースケーブル端子を接続しましょう。

コンソールボックス裏側の写真です。キルスイッチ裏側の端子取付ボルトに、バッテリーケーブル端子(左側)とアースケーブル端子(右側)を接続しました。念のため、絶縁処理をしておきましょう。

絶縁キャップを用意しました。ニチフ製のLP-TIC-60です。

キルスイッチ裏側の端子取付ボルトに絶縁キャップを被せて、上からビニールテープを巻いておきました。最後に、コンソールボックスを取り付けていきます。

コンソールボックス前側を取り付けている時に、車両後方からコンソールボックス裏側を見た写真です。赤色矢印がキルスイッチで、黄色矢印がサイドブレーキになります。

コンソールボックスを取り付けました。シフトブーツパネルを外して車両前方から見ると、こんな感じ。赤色矢印がバッテリーケーブルで、黄色矢印がアースケーブルです。尚、アースケーブルには余長があるため、写真のように、Uの字に配線しております。

あとバッテリーケーブルは、センターロアパネル前側から車両前方に引き出して、ケーブルのたるみを取り、丸印の箇所でフロアカーペットに裂け目を入れて、結束バンドで固定しました。

キルスイッチONの状態してキーを回すと、エンジンが掛かりました。これで、フードを開けてバッテリーターミナル(マイナス極)を外すことなく、車内から簡単にバッテリー電源を遮断できるようになりました。
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