
車で走行中に音楽をよく聞くのですが、音量を変えたい時が多々あり、その都度カーオーディオを目視しての操作となるので、前方不注意的に少し危険だと感じていました。そこで、後付けの汎用ステアリングスイッチを取り付けたいと思います。ちなみに、現在のカーオーディオはカロッツェリアのFH-6500DVDで、ステアリングスイッチ対応機種になります。

これが、今回取り付けるステアリングスイッチの構成部品です。上からステアリングスイッチ本体(ケーブル長さ1m)、取付ネジ4本、プライマー(接着促進剤)が入っています。

ステアリングスイッチの拡大写真になります。音量UP、音量DOWN、曲送り、曲戻し、ミュートの5つの操作ができるようです。

裏から見ると、こんな感じ。全体的に角がなく、手触りの良い曲面形状になっています。

ステアリングスイッチ本体を分解すると、矢印の箇所に基板が入っていました。

本体から基板を取り外して、表側に向けました。基板には矢印のコネクタハウジングと、タクトスイッチが5個付いています。各タクトスイッチを押すと、それぞれ固有の抵抗が回路に流れるようになっています。

カーオーディオにステアリングスイッチケーブルを接続をするため、ステレオピンプラグを用意します。ケーブル端部の被覆を取ると、エナメル線(銅色、赤色、緑色)が3本出てきました。そして、ステレオピンプラグの接点を根元から①、②、③とすると、エナメル線は銅色が①、赤色が②、緑色が③と導通することが分かりました。

左側がステレオピンプラグケーブル、右側がステアリングスイッチケーブルになります。左側の銅色①と右側の黒線(アース線)、左側の赤色②と右側の赤線(ステアリングスイッチ線)を半田付けして、ビニールテープで巻きました。尚、右側の赤線との接続は、左側の赤色②でも緑色③でもよいと思われます。

ステアリングスイッチケーブル端部に、ステレオピンプラグが付きました。ここで、ステアリングスイッチが実際に作動するか確認しておきます。

ステレオピンプラグの①と②の接点に、テスター端子を取り付けました。各スイッチを押した時の抵抗値は、音量UPは1.2[kΩ]、音量DOWNは0.7[kΩ]、曲送りは10.1[kΩ]、曲戻しは3.3[kΩ]、ミュートは48[Ω]と表示することを確認しました。ということで、今回はここで終了します。次回は、ステアリングスイッチの設定について掲載します。
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