
さて今回は、スパイラルケーブルの分解を行いたいと思います。これは、前回に取り外したスパイラルケーブルユニットの裏面になります。中央部の3つの爪を押さえながら、一番上のスリット板を取り外します。

左側が取り外したスリット板の裏側で、右側がスパイラルケーブル本体です。

次に、スパイラルケーブル本体の外周部の爪を4つ外します。(外側カバーの取り付け穴近くを外側に引っ張って外しました)

左側が取り外した外側カバーで、右側がスパイラルケーブル本体になります。

そして、中央部の4つの爪を押さえながら、上側の接点が付いている蓋を取り外します。

これは、接点が付いている状態を横から見た写真になります。構造としては、下側のリング状金属板が回転した時にも、接点により導通が保たれるようになっています。ちなみに接点の下方には、ホーンボタンからくる黒の配線との接続部が見えています。

左側は接点が付いている蓋(表側)で、右側はスパイラルケーブル(リング状金属板)です。このリング状金属板は、外側・中側・内側に3枚並んでおり、接点と接触する箇所は外側だけになります。

接点が付いている蓋(裏側)の写真です。下側にビス止めされた接点が見えています。

接点の拡大写真になります。先端部に何が剥がれた形跡があります。ということで、今回はここで終了します。次回はスパイラルケーブルの補修について掲載します。
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