
さて今回は、リヤカメラの取り付けを行いたいと思います。リヤカメラの設置位置は、フロントカメラのように雨天時に水滴を拭き取れる位置にしたかったのですが、写真の黄色線で示したリヤワイパー上端の軌跡を見ると、リヤガラス上縁から大分離れた位置になり見栄えが悪いと感じました。そこでリヤカメラについては、リヤガラスに水滴防止剤を塗布することで対応し、リヤガラス中央の上縁に設置します。

これがリヤカメラになります。大きさは、縦25mm×横58mm×奥行30mmです。カメラ部が回転して角度調整ができるようになっています。

本来、矢印に示すリヤカメラ接続ケーブルは、天井内張りの四辺に沿って配線するようですが、今回は写真のように、天井内張りの真ん中を通して短く配線したいと思います。それでは、運転席側の天井内張りを外しましょう。

サンバイザー、Aピラー内張り、アシストグリップを取り外しました。サンバイザーは左右取付部の樹脂カバーを外すとビスが見えるので、左側1本、右側2本のビスを外します。Aピラー内張りの取り外しの詳細は、
アンテナアンプを取り外す(2)、アシストグリップの取り外しの詳細は、
アンテナアンプを取り外す(1)をご覧下さい。

車両後側から見た写真です。運転席側の天井内張りを外して、リヤカメラ接続ケーブルを通す隙間をあけました。

サンバイザー裏側の天井内張りを見ると、こんな感じ。矢印はフロントカメラのブラケットで、写真中央にはルームランプ電源線が見えています。

左側はリヤカメラでコード長が3mあり、右側はリヤカメラ接続ケーブルでコード長が6mあります。これらを接続すると9mにもなり、実際に必要なコード長は約1.5mなので、リヤカメラに直接、リヤカメラ接続ケーブルを繋げます。

リヤカメラを分解しました。丸印の基板には3本のリード線(赤色:電源プラス極、黄色:映像出力、黒色:電源マイナス極)が半田付けされているので、これを外して、コード長を1.5mに切断したリヤカメラ接続ケーブルを繋げます。

リヤカメラのコード長が1.5mになりました。これを運転席側から天井内張りの真ん中に通しましょう。

リヤカメラの接続端子をドライブレコーダー本体に差し込み、リヤカメラのコードを天井内張りの中に入れました。

リヤカメラのコードをリヤガラス中央付近まで通しました。

そして、リヤカメラをリヤガラス中央の上縁に取り付けました。後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、フロント&リヤの2カメラで高画質録画できるようになりました。
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