
さて今回は、ノイズサプレッサーユニットに入力している電源線の配線経路を見ていきたいと思います。電源線(青色)はトランク内側の3箇所でバンドクリップ固定され、後部隔壁に繋がっています。また、アース線(黒色)はバンドクリップ2点目から分岐して矢印のアースボルトで接地しています。

アース線取付部の拡大写真です。アース線の丸端子はアースボルトで固定されています。

アースボルト(M6×12@1.0)を取り外しました。アースボルトはねじ山の一部をめねじと大きく接触するよう変形させ、相手部材の塗装膜を剥がしながら締め付けることにより、電気の導通を確保しています。

電源線のバンドクリップ3点目から後部隔壁までの拡大写真です。後部隔壁以降の配線経路を確認するには、リヤシートを取り外す必要があります。それでは、リヤシートを取り外しましょう。作業内容については、
リヤシートを取り外す(1)をご覧下さい。

リヤシートを取り外しました。電源線は矢印から後部隔壁を通ってバンドクリップで固定され、上方のリヤパーセルシェルフ(リヤシートバック後方の仕切り棚)に繋がっています。

拡大すると、こんな感じ。ちなみに、電源線の横を通っている茶色のホースはリヤウォッシャーホースです。

そして、電源線はリヤパーセルシェルフの3箇所でバンドクリップ固定され、車両中央に繋がっています。

写真は、バンドクリップ2点目の拡大写真です。電源線は左リヤスピーカー線(2本)とともに、黒色ビニールテープで巻き付けられています。尚、リヤスピーカー線は約5年前にリヤスピーカーを取り外した時に切断しております。

車両右側のリヤパーセルシェルフ周辺です。ワイヤーハーネス幹線は、車両右側の車台床面から立ち上がって後部隔壁、リヤパーセルシェルフを通る構造になっています。

次に、ノイズサプレッサーユニットを取り外すのですが、デフォッガーは作動するようにしたいので、前回確認したデフォッガー下側(プラス極)の配線に電源線を接続し、デフォッガー上側(マイナス極)の配線からアースを取りたいと思います。ということで、今回はここで終了します。次回は、ノイズサプレッサーユニットの取り外しから掲載します。
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