
さて今回は、カメラユニットの電源コードとカーオーディオの接続から行っていきたいと思います。カメラユニットの電源コード(バックカメラ電源線、アース線、映像出力線)は、カーオーディオハーネス(ACC電源線、アース線)とカーオーディオ背面の映像入力端子に接続するので、カーオーディオを取り外しましょう。カーオーディオの取り外しの詳細については、
エアコンパネルを交換する(2)をご覧下さい。

カーオーディオを取り外しました。矢印は、カーオーディオ背面に接続していたコネクタになります。また、カーオーディオのアースは、丸印のオーディオブラケットから取っています。ちなみに、センターパネルの灰皿の場所に見えているのは、カーオーディオ(カロッツェリア:FH-6500DVD)交換に伴い移設した燃調コントローラー(アペックス:SUPER-AFC)です。

カメラユニットの電源コード(バックカメラ電源線、アース線)を、カーオーディオハーネス(ACC電源線、アース線)に、丸印の分岐コネクターで接続しました。赤色矢印は、映像出力線のRCA端子(黄色)で、カーオーディオ背面に接続します。あとバック信号入力線(橙色、紫/白色)は、黄色矢印の圧着接続端子でカシメています。

次に、カーオーディオのモニターに表示される駐車ガイド線を調整する際、車両にパーキングブレーキ信号入力線を接続しておく必要があるので、ここで作業しておきます。写真はサイドブレーキの根元付近で、矢印がパーキングブレーキスイッチコネクタになります。

パーキングブレーキスイッチからコネクタを外しました。コネクタハウジングを開けて、外装材(PVCチューブ)に切り込みを入れて剥がすと、パーキングブレーキ電源線(黄色)が見えました。この電線に、カーオーディオのパーキングブレーキ信号入力線を接続します。

カーオーディオのパーキングブレーキ信号入力線(若草色)を、車両のパーキングブレーキ電源線に、丸印の分岐コネクターで接続しました。ここで一度、カーオーディオを取り付けて、バックカメラ映像がモニターに表示されるか確認しておきます。

カーオーディオを取り付けました。

エンジンを掛けると、カーオーディオの電源が入りました。しかしバックギヤを入れても、バックカメラ映像はモニターに表示されませんでした。取扱説明書を読むと、カーオーディオのシステム設定が必要みたいなので入力していきましょう。

システム設定の「バックカメラ入力」と「駐車アシスト線表示」を「オン」に変更しました。

その後バックギヤを入れると、バックカメラ映像がモニターに表示されました。上側の赤色矢印がカーオーディオの駐車ガイド線で、下側の青色矢印がバックカメラの駐車ガイド線になります。バックカメラの駐車ガイド線は、ガイド線の位置を変更できないので、後で非表示にします。あとバックカメラ本体の垂直角度は、モニター下端にリヤナンバープレートが少し映り込むように調整しました。

リヤバンパーを車両右側から見た写真です。リヤバンパー後端とリヤナンバープレート下端がほぼ同じ垂直位置にあります。先程、モニター下端にリヤナンバープレートが映るようにしたのは、リヤナンバープレートが後方障害物に接触しなけば、リヤバンパーも接触しないという目安になるからです。後は、これまで取り外した部品を逆順で取り付けて作業完了です。ということで、今回はここで終了します。次回は、バックカメラの駐車ガイド線を非表示にすることと、カーオーディオの駐車ガイド線の調整について掲載します。
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