
さて今回は、バックセンサー電源線の配線から見ていきたいと思います。前回取り外していたバックランプを車両に取り付けました。矢印がバックセンサー電源線です。バックセンサー電源線は、リヤナンバープレート上側からトランクルーム後側の配線穴へ通そうと思います。

トランクルーム後側の写真です。矢印が配線穴になります。尚、本来はトランクルームには内張りがあるのですが、約17年前に撤去しております。

拡大すると、こんな感じ。配線穴にはグロメットが付いており、左右バックランプ電源線(緑/白色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)と、左右ライセンスランプ電源線(赤/青色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)が通っています。また、配線穴の右上にはアース線、その上にはトランクリッドケーブルが見えています。

配線穴のグロメットを外しました。このグロメットは防水型になっており、ゴム先端と電線が密着しているので、バックセンサー電源線が通るように、ゴム先端を切り落とします。

リヤナンバープレート上側から見た写真です。矢印がトランクルーム後側の配線穴になります。それでは、バックセンサー電源線をこの配線穴に通しましよう。

矢印が左右バックセンサー電源線です。左側の電源線は経路が長いため、近くの電線に1箇所ビニールテープ(黒色)を巻いて固定しています。

左右バックセンサー電源線を配線穴から引き込みました。最後に、コントロールユニットを取り付けましよう。

コントロールユニットは、トランクルーム後側の配線穴から近い平面部に取り付けました。ケーシング上側のみビス固定し、裏側には両面テープを貼り付けておきます。

コントロールユニットに電源ハーネスを接続しました。丸印は、電源取り出しの分岐コネクターになります。赤色のリード線にはバックランプ電源のプラス極(緑/白色のリード線)、黒色のリード線にはバックランプ電源のマイナス極(黒色のリード線)を繋げました。

後は、コントロールユニットにバックセンサー電源線を接続して作業完了です。矢印の余ったバックセンサー電源線は、周辺の電線と一緒に結束バンドで束ねました。

車両後方に三角コーンを置いて、バックセンサーの作動確認をしました。ブザー音は、後方障害物との距離が約1m10cmになると「ピッ、ピッ、ピッ」と断続的に鳴り始め、近づくにつれて「ピッピッピッ」と速くなり、約20cmで「ピーーー」と連続的に鳴り続けました。これで、車庫入れや縦列駐車などバック走行が必要な時にも、後方障害物との距離が分かり、安心して運転できるようになりました。
[0回]
COMMENT