
さて今回は、ブレーキランプの明るさ調整を行いたいと思います。前回に丸目ランプの明るさの差は、白熱バルブが原因でないと分かったので、テールランプの丸目レンズの方に問題がないか見ていきましょう。写真は、ブレーキランプが一番明るかった丸目レンズ(左から2番目)の外観です。レンズ表面は色あせやキズもなく、良好な状態を保っていました。

次に、丸目レンズの裏側(室内側)を目視確認するために、車両左側のリヤバルブ取付ユニットを外しました。矢印は、左から2番目の丸目レンズの位置になります。矢印の少し上にある丸穴はバルブ挿入口です。

バルブ挿入口を拡大すると、こんな感じ。丸穴の奥に見えているのが丸目レンズです。

バルブ挿入口を正面から覗いて目視確認しました。矢印より内側の黒い円は丸目レンズの反射板部分で、これより外側が照明部分になります。レンズの照明部分の状態を見ましたが、色あせや塗装の剥げなどはありませんでした。しかしこれまでの観察から、丸目レンズが白熱バルブの光を透過しやすくなっているのは事実なので、レンズに光が透過しても、ブレーキランプ点灯時に色むらにならないような対策を考えます。そうです。元々赤い光を発光すればよいのではないかと...

試しに、赤く発光するバルブを用意しました。日星工業製のストップ/テール用カラーバルブ(12V 21/5W)で、口金タイプはS25ダブルです。これは、クリアレンズ仕様車に使われる車検対応品のようです。

ちなみに従来の白熱バルブは、スタンレー製のストップ/テールバルブ(12V 21/5W)を使用しています。

左側のリヤバルブ取付ユニットに、赤バルブを取り付けました。右側は、白熱バルブのままです。写真はテールランプを点灯した状態になります。

こちらは、ブレーキランプを点灯した状態です。赤バルブの明るさも、丁度いい感じのように見えます。

テールランプ点灯状態において、バルブの違いによる明るさの差を比較しました。上側は各4灯の丸目ランプの内、すべてが白熱バルブで、下側は左側2灯が赤バルブで、右側2灯が白熱バルブになります。結果は、すべての丸目ランプに明るさの差は見られませんでした。

こちらはブレーキランプ点灯状態です。バルブの配置は上記と同じになります。上側は各4灯の丸目ランプの内、左から2番目のランプが明る過ぎ、一番左のランプが少し明るいように見えていましたが、下側は各4灯の丸目ランプに明るさの差は見られず、各4灯が均一な明るさになりました。予想では赤バルブに変更すると、クリアレンズではないので、明るさが少し暗くなるかもと思っていましたが、取り越し苦労でした。これで、各4灯の丸目ランプの明るさがほぼ同じになり、気分的にすっきりしました。
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