
さて今回は、砲弾部前方のマフラーリングの詳細から見ていきたいと思います。写真は、前回取り外した砲弾部前方のマフラーリングと六角ナットです。マフラーリングは純正品で、品番は20651-50A01になります。マフラーリングに嵌め込まれているスリーブ(金属パイプ)の寸法は、タイコ部のスリーブと同じで、外径12.4mm、内径8.4mm、長さ26mmです。

新旧のマフラーリングを比較してみました。左側が取り外した古いマフラーリング(純正品)で、右側が交換する新しいマフラーリング(ジュラン製の強化マフラーリングBタイプ)になります。大きさはほぼ同じで、ゴム硬度の推定は、左側が約50度で右側が約70度です。古いマフラーリングはゴム劣化もなく、とても軟らかく弾力を保っていました。

砲弾部前方のマフラーリングを取り付けました。下側のマフラーリング取り付け穴に、CRC(KURE 5-56)を吹き付けておくと作業が楽になります。ここのマフラーリングはあまり荷重がかからない箇所なので、取り付けた時点での伸びはないように見えます。

最後に交換するのは、左右2箇所ある砲弾部後方のマフラーリングです。写真は車両左側から見たマフラーリング周辺で、矢印はマフラーの砲弾部後方になります。このマフラーリングも今まで交換したことがないので、現在付いているものは純正品です。それでは、マフラーリングを取り外しましょう。

左側砲弾部後方のマフラーリングです。ゴムの損傷はなく伸び切ってもないようです。マフラーリングの上側は、車体フレームに固定されたブラケットのステーに、下側は左側砲弾部後方ステーに嵌め込まれています。

左側砲弾部後方のマフラーリングを取り外しました。上下のマフラーリング取り付け穴に、CRC(KURE 5-56)を吹き付けておくと作業が楽になります。

右側砲弾部後方のマフラーリングです。

右側砲弾部後方のマフラーリングを取り外しました。

これが取り外したマフラーリングになります。左側が左側砲弾部後方のマフラーリング、右側が右側砲弾部後方のマフラーリングです。両方とも砲弾部前方のマフラーリングと同じ純正品で、品番は20651-50A01になります。

新旧のマフラーリングを比較してみました。左から古いマフラーリング(純正品:左側砲弾部後方)、古いマフラーリング(純正品:右側砲弾部後方)、新しいマフラーリング(ジュラン製の強化マフラーリングBタイプ)になります。大きさはほぼ同じですが、左側砲弾部後方のマフラーリングのみφ11穴ピッチ43mmとなり3mm伸びていました。またゴム硬度の推定は、左から約50度、約50度、約70度です。古いマフラーリングはゴム劣化もなく、とても軟らかく弾力を保っていました。

左側砲弾部後方のマフラーリングを取り付けました。

そして、右側砲弾部後方のマフラーリングも取り付けました。

これで作業完了です。以前はテールパイプ(外径115mm)を手で左右に揺すると数mmは動いていたのですが、今回の強化マフラーリングでは、ほぼ動かなくなりました。また、リヤバンパーとテールパイプの隙も約3mm確保できており、十分満足いく仕上がりになりました。
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