
中央にあるエアコン吹出口(右側)の水平羽根2枚が、矢印の風向調整ツマミを上下させても、全く動かない状態になってしまいました。これは、水平羽根(5枚)を連結している部品の破損が原因なので、取り外して補修したいと思います。それでは、エアコン吹出口を取り外しましょう。

エアコン吹出口の拡大写真です。以前、
左側エアコン吹出口を補修する(1)で、エアコン吹出口を取り外す時、吹出口内部の下爪を浮かせる必要があると思い、爪を2つ折ってから吹出口を取り外しました。今回は下爪のことは無視して、丸印の吹出口とダッシュボードの隙間に、マイナスドライバーを差し込んで取り外します。

エアコン吹出口を取り外しました。矢印の4箇所が吹出口上面の上爪になります。

吹出口を外したら、こんな感じ。そして奥には、黒色のエアコンダクトが見えています。

これが、取り外したエアコン吹出口です。約30年ものですが、外観は程度の良い状態を保っています。

エアコン吹出口の分解は、上面と下面に各4つの爪があるので、これをマイナスドライバーで外します。写真の丸印が、上面にある爪4つです。

こちらは、下面の爪4つになります。

参考までに、矢印の風量調整板を全開した時の写真です。

エアコン吹出口の分解作業中、水平羽根と垂直羽根の連結部品がかなり脆くて折れてしまいました。写真は、折れた連結部品の大きいものを寄せ集めたものです。上側が水平羽根の連結部品、下側が垂直羽根の連結部品になります。見ての通りボロボロなので、あとで新しく作り直すことにします。

そして8つの爪を外して、エアコン吹出口を分解しました。上から吹出口本体、前カバー、垂直羽根(左右各5枚)、水平羽根(左右5枚)で構成されています。ということで、今回はここで終了します。次回は、垂直羽根の連結部品の製作について掲載します。
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