
去る11月に、2年毎に利用している車屋さんで立ち合い車検を行いました。結論から言うと、今回の車検で整備が必要な箇所は1つもなかったのですが、予防整備として、エンジンオイル漏れ止め剤の投入と、リヤブレーキローターとリヤブレーキパッドの持ち込み交換をしてもらったので、そのことを中心にレポートしたいと思います。

最初は足回りの点検からです。全てのタイヤとブレーキパッドを外した後、タイヤ、ブレーキパッド、ブレーキローターの残厚を検査員が測定します。その後、ブレーキキャリパーにあるピストンやブレーキホースからオイル漏れがないか、サスペンションやショックアブソーバーにガタや損傷がないかを、検査員と一緒に確認します。

次は下回りの点検です。アンダーカバーを外した後、車の下に入って確認します。エンジン、トランスミッション、プロペラシャフト、デファレンシャルからオイル漏れがないか、ステアリングのロッドやアーム、スタビライザー、フロントパイプ、触媒、マフラーにガタや損傷がないか、ブッシュやダストブーツや補機ベルトに亀裂や損傷がないかを見ました。

エンジンルーム下回りの写真です。中央にあるオイルパンから、矢印にオイル滲みが見られました。走行上は支障のないレベルだったので、検査員にはエンジンオイル漏れ止め剤の投入を薦められました。

これが投入した、ワコーズ製のEPSエンジンパワーシールドになります。これを1本入れると、オイルパンのシール材をふやかしてオイル漏れを防ぐらしいです。

ミッションケース右側の写真です。クラッチオペレーティングシリンダー周辺からオイル滲みが見られました。矢印のブーツをめくると、黒く汚れたクラッチオイルが出てきました。これも走行上は支障のないレベルでした。

後日、クラッチオイルリザーバータンクに、現在のオイル位置をマーキングしておきました。当面は、クラッチオイルの残量を定期的に確認することで対応しときます。そしてオイル量が徐々に減り始めたら、オイル漏れが始まったと分かるので、その時にはクラッチオペレーティングシリンダーを交換する予定です。

あとミッションケース前側にも、謎のオイル滲みが見られました。これも走行上は支障がないので、今回は見なかったことにしておきましょう。

さて、少し時間が経って作業場へ行ってみると、今まで使用していたリヤブレーキローターとリヤブレーキパッドが取り外されていました。

写真は、取り外したリヤブレーキローターで、ディクセル製のPD Typeになります。約8年前に交換した時の写真は、
リヤブレーキローターを交換する(5)をご覧下さい。

リヤブレーキローター外側の拡大写真です。ブレーキパッドとの相性が悪かったのか、ディスク面には数本のレコード溝ができています。

ローター内側は、こんな感じ。ローター外側よりも綺麗な状態に保たれていました。

こちらは取り外したリヤブレーキパッドで、ニスモ製のS-tune 44060-RN11Pです。これも約8年前に、ブレーキローターと一緒に交換したものです。

ブレーキローター外側に取り付けていたパッドの拡大写真です。ローター外側のディスク面と同様に、パッド面にも数本の溝ができていました。ということで、今回はここで終了します。次回は、新しく取り付けるリヤブレーキローターとリヤブレーキパッドの詳細について掲載します。
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