
さて今回は、立ち合い車検で行われた自動車検査機器による検査から車検証の発行までを見ていきたいと思います。始めに外観検査(車体、原動機、走行装置、操縦装置、警報装置、灯火装置など)を行い、次にサイドスリップ検査、スピードメータ検査(速度計の誤差)、ヘッドライト検査(取付高さ、光軸、光度)、ブレーキ検査(制動力の測定)、排気ガス検査(CO濃度、HC濃度)を行いました。

写真は、ヘッドライト検査の様子です。検査結果は、左側が27,900cd、右側が22,400cdで、1灯当たりの基準値6,400cd以上をクリアしました。

こちらは、排気ガス検査(アイドリング時)になります。検査結果は、CO濃度が0.58%、HC濃度が189ppmで、CO濃度の基準値1.0%以下、HC濃度の基準値300ppm以下をクリアしました。

あと、ラジエーター液とウォッシャー液が少なかったので補充してもらいました。

そして、現行の車検ステッカーと点検ステッカーを剥がして、新しいステッカーに貼り替えます。

尚、車検ステッカーについては、新しいものが発行されるまで仮の車検ステッカー(保安基準適合標章)を貼っておきます。そしてその間に、車屋さんは運輸局に必要書類を提出し、新しい車検証と車検ステッカーを発行してもらいます。

約1週間後、車屋さんに行って新しい車検証と車検ステッカーを受け取り、新しい車検ステッカーを貼りました。これまで車検ステッカーは、フロントガラスの上部中央に貼っていたのですが、2023年7月3日よりフロントガラスの上部右端に変更となっています。

こちらは、新しい車検証(電子車検証)です。従来の車検証はA4サイズ(縦210mm×横297mm)で車検毎に発行されていたのですが、2023年1月4日より、A6サイズ相当(縦105mm×横178mm)の電子車検証に変わりました。この電子車検証は使用者などに変更がない限り、同じものをずっと使い続けることになります。そして車検証の情報は、電子車検証の裏面に貼り付けられたICタグに記録されており、「車検証閲覧アプリ」を使うとスマホで確認することができます。また、電子車検証の券面には、車検証の有効期間、使用者の住所、所有者の氏名・住所などの記載がないため、これらの情報をすぐ確認できるように、自動車検査証記録事項(A4紙1枚)も一緒にもらいました。

これで、立ち合い車検で行われた一連の手続きが終わりました。今回の車検では、整備の必要な箇所がなかったことが何よりでした。次回もこの状態が維持できるよう、日頃のメンテナンスをしっかりやりたいと思います。
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