
さて今回は、電動ファンの詳細を見ていきたいと思います。写真は、今回購入した電動ファンの中身です。左側が電動ファン本体、右側が本体をラジエーターなどに共締めして取り付ける部品、取扱説明書(英語版)になります。本製品を選んだのは、電動ファンの出力が純正同等の12Vで80Wであること、エアコンコンデンサーに取付可能なこと、価格が手頃だったことなどです。

電動ファンの表側です。大きさは、縦250mm×横250mm×高さ60mmで、重さは約1kgになります。矢印の中央下部から青色(プラス極)と黒色(マイナス極)の電線が出ており、長さは約300mmで端部にはタブ端子が付いています。

裏側は、こんな感じ。羽根は10枚あって、風向の初期設定はプル式(吸い込み)になっています。羽根の表裏を入れ替えて、電源を逆に接続すると、プッシュ式(押し込み)として使えるようです。

プル式とプッシュ式の風向図です。今回は電動ファンをエアコンコンデンサーの前側に取り付けるので、走行風となるようプッシュ式として使用します。

羽根の表裏を入れ替えるため、羽根を固定している頭8mmの六角ナットを外しましょう。

電動ファン本体から羽根を取り外しました。羽根とモーターの間には、スペーサーとワッシャーが入ってました。

羽根の表裏を入れ替えて、本体に取り付けました。念のため、モーター軸から六角ナットが外れないように、瞬間接着剤を塗っておきました。

ここで一度、電動ファンがプッシュ式の方向に風を出すか、車両に取り付けて確認します。安全のため、本体裏側に家の中に転がっていた焼網(縦270mm×横210mm)を結束バンドで固定し、回転する羽根に指が触れないようにしました。

表側の写真です。

プッシュ式として使用するため、電源のプラスマイナスを逆に接続しました。補助電動ファンコネクタの赤色(プラス極)に、電動ファンの黒色(マイナス極)、補助電動ファンコネクタの黒色(マイナス極)に、電動ファンの青色(プラス極)を繋いでいます。

エンジンを掛けた状態でフォグスイッチを押すと、電動ファンは時計回りに回転し、車両下側に風を吹き出しました。ということで、今回はここで終了します。次回は、電動ファンのエアコンコンデンサーへの取り付けについて掲載します。
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