
さて今回は、電動ファンをエアコンコンデンサーへ取り付けていきたいと思います。先ず、電動ファンの上下4箇所に、丸印の取付足(付属品)を嵌め込みます。この取付足とエアコンコンデンサーを取付バンド(付属品)で共締めすると、電動ファンが固定できるようになっています。

取付足の拡大写真です。

次に、電動ファンをエアコンコンデンサーへ取り付ける位置を決めます。写真の丸印辺りに電動ファンを置いて、取付足の上下4箇所の穴位置をマーキングしましょう。

そしてマークした箇所に取付バンドが貫通するように、先の尖った工具でエアコンコンデンサーのフィンを少し広げておきます。

これが取付バンドになります。材質は樹脂製で、断面形状は楕円3mm×4mm、長さは200mmです。

取付バンドをエアコンコンデンサーに貫通させる際、矢印のラジエーターを車両後方にずらしました。手順は、ラジエーターマウンティングブラケット(アッパー)を取り外し、ラジエーターを少し持ち上げながら、車両左側のラジエーターマウンティングラバー(ロア)を受け皿から外して動かします。ちなみに、エアコンコンデンサーのコアの厚さは約20mmです。

次に、直径約4mmの竹串を用意して、エアコンコンデンサーの貫通穴(4箇所)に差し込み、付属のウレタンパッド(縦23mm×横23mm×厚さ2mm)をエアコンコンデンサーの表裏(合計8箇所)に貼り付けました。

電動ファンを持ってきました。竹串に取付足の穴を通すと電動ファンの位置が決まるので、上側から順に、竹串を抜くごとに取付バンドを貫通穴に通し、エアコンコンデンサーの裏側から取付クリップ(付属品)で共締めしていきます。

写真は取付クリップです。中央の穴に取付バンドを一度通すと、元の方向に戻らなくなるので締め付けの固定ができます。

エアコンコンデンサーの裏側は、こんな感じ。上下4箇所を取付クリップで固定しました。尚、取付クリップから飛び出た余分な取付バンドは、切断しておきましょう。

あと電動ファンの脱落防止のため、上側2箇所のみ、矢印の結束バンドで追加固定しました。

最後に、補助電動ファンのコネクタに電動ファンのタブ端子を、プラスマイナスを逆に接続し、ビニールテープ(黒色)で絶縁して作業完了です。

エンジンを掛けて、フォグスイッチを押すと、電動ファンからプッシュ式の方向に風が出るのを確認しました。ということで、今回はここで終了します。次回は、電動ファンを作動させることで、エアコンの冷風が出るまでの時間が短縮されるかについて掲載します。
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