
これまで高速道路に乗ることが少なかったのでETCを利用していなかったのですが、最近、車での旅行計画を立てていると、高速道路の料金が現金払いとETC払いとでは、かなり差があることが分かりました。一回の旅行の差額でETC車載器が購入できるくらいなので、これを機にETC車載器を搭載しようと思います。それでは、ETC車載器を取り付けましょう。

今回取り付けるETC車載器は、デンソーのDIU-9500です。本製品を選んだのは、ETC車載器とアンテナの大きさが他社よりも小さかったこと、取扱説明書と取付要領書が詳細に記されていたこと、価格が手頃だったことなどです。

これがETC車載器です。大きさは、縦70mm×横97mm×高さ17mmで、重さは100gになります。グローブボックス内の右側に取り付けます。

こちらはアンテナです。大きさは、縦28mm×横29mm×高さ9mmで、重さは60gになります。フロントガラスの中央上側に取り付けます。

ETC車載器とアンテナの取付場所を赤色、アンテナ線と電源線の配線経路を黄色で示しました。アンテナ線は、フロントガラス中央上側から、天井、Aピラー、グローブボックス上側を通して、ETC車載器と接続します。また電源線は、カーオーディオハーネスから電源を取って、ETC車載器と接続します。先ず、アンテナの取り付けから行いましょう。

アンテナをフロントガラスの中央上側に取り付けました。アンテナ裏側の両面テープで貼るだけです。右横には、検査標章(ステッカー)が見えています。

矢印のアンテナ線は、アンテナから天井内張りに押し込み、Aピラー上側へ導きます。助手席側の天井内張りを少し浮かすため、サンバイザーとAピラー内張りを取り外します。

サンバイザー、Aピラー内張りを取り外しました。サンバイザーは左右取付部の樹脂カバーを外すとビスが見えるので、左側2本、右側1本のビスを外します。Aピラー内張りの取り外しの詳細は、
アンテナアンプを取り外す(2)、
アンテナアンプを取り外す(3)をご覧下さい。尚、本来はAピラーに、アンテナアンプとカーオーディオを接続する電線(アンテナ線と電源線)が配線されているのですが、約2年前にアンテナアンプを取り外した時に撤去しております。

アンテナ線を天井内張りに押し込んで、Aピラー上側まで導きました。

矢印のアンテナ線をAピラーに配線し、丸印のハーネス固定テープ(付属品)で貼り付けました。尚、ハーネス固定テープ左横の丸穴は、元々付いていた電線のバンドクリップ固定穴になります。

同様にAピラー下側も、丸印のハーネス固定テープを貼り付けて配線します。矢印のアンテナ線は、グローブボックスの上側を通していくので、Aピラー下端の隙間に押し込んでおきます。ということで、今回はここで終了します。次回は、アンテナ線と電源線の配線ついて掲載します。
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