
さて今回は、ETC車載器の取り付けから行っていきたいと思います。写真は、前回取り外したグローブボックスの右側になります。ETC車載器の取付場所を赤色、アンテナ線と電源ハーネスの配線経路を黄色で示しました。ETC車載器は、ETCカードの取り出しやスイッチの操作性を考慮して、グローブボックス下面から上に約25度傾けて右側面に取り付けます。そして、矢印位置に配線用の丸穴をあけて、アンテナ線と電源ハーネスを通したいと思います。それでは、グローブボックスに丸穴をあけましょう。

グローブボックス右側面の奥に丸穴(φ17mm)をあけて、グロメットを取り付けました。グロメットは内径13mm、外径21mmで、穴あけ箇所のグローブボックス板厚は3mmになります。

外側から見ると、こんな感じ。いい感じに収まっています。

次に、ETC車載器の取り付けを見ていきます。ETC車載器は角度をつけて取り付けるため、位置決めの土台として、グローブボックス下面との隙間に緩衝材を付けたいと思います。そこで、柔らかくて弾力性がある天然ゴム系スポンジ(縦100mm×横100mm、厚さ20mm)を用意しました。

天然ゴム系スポンジを切って、グローブボックス下面と右側面に両面テープで貼り付けました。三角こんにゃくの寸法は、底辺80mm×高さ40mm、厚さ20mmになります。

ETC車載器を取り付けました。ETC車載器は、グローブボックス右側面と三角こんにゃく斜面に両面テープで貼り付けました。

前から見ると、こんな感じ。ETC車載器に、矢印のETCカードを挿入しました。カードの取り出しやスイッチ操作も問題なさそうです。

車両にグローブボックスを取り付ける前に、配線穴からアンテナ線と電源ハーネスを通して、ETC車載器に接続しておきます。後は、グローブボックスを取り付けて作業完了です。

グローブボックス右外側の写真になります。矢印は、オーディオブラケット側からグローブボックス配線穴を通る電線(アンテナ線と電源ハーネス)の渡り箇所です。周辺部品と十分隙間がとれており、グローブボックス開閉時にも、電線の噛み込みはありませんでした。

ETC車載器のセットアップを行うため、近くのカーショップに行きました。店内でセットアップ申込書に名前と住所を記入し、車検証とETC車載器管理記号シールを見せるだけです。レジでセットアップ手数料を支払い、店を出て車両で待機します。

その後、店員が車両に来られ、ETC車載器のセットアップ作業を行いました。ETC車載器にセットアップカード(車両とETC車載器の情報が暗号化されたカード)を挿入し、登録できたら作業完了です。あっという間に終わりました。

早速、高速道路に乗ってみました。アンテナが正常に通信するか心配していたのですが、見事にETCの開閉バーが開いて一件落着です。これで、高速道路の料金所をスムーズに通過できるようになり、高速料金も抑えることができるようになりました。
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