参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   
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リヤスピーカーを取り外す(1)


最近車内で音楽を聴いていると、リヤスピーカーの音量がやけに小さいと思い、カーステレオの前後スピーカーの音量バランス(フェーダー:FADER)を確認しました。「FAD:0」に合わせると、前後スピーカーの音量は同じになるはずですが、やはり、リヤスピーカーからはあまり音が出ていないようです。ちなみに、カーステレオはカロッツェリアのDEH-P055で、その下に見えているのは、アペックスのSUPER-AFCです。



前後スピーカーの音量バランス(FAD)は、「F15~0~R15」の設定範囲で微妙な調節ができ、「FAD:F15」に合わせると、フロントスピーカーの音だけが出て、リヤスピーカーの音は出なくなります。



逆に、「FAD:R15」に合わせると、リヤスピーカーの音だけが出て、フロントスピーカーの音は出なくなるのですが、リヤスピーカーからは微かにかすれたような高音が聞こえてくるだけでした。



これがリヤスピーカーで、カロッツェリアのTS-X380になります。使用期間が10年を超える代物なので、故障はやむを得ないと思いますが、念のため、リヤスピーカーを取り外して家庭用オーディオコンポに接続し、スピーカー本体の不具合を確認したいと思います。



リヤスピーカーは、リヤパーセルシェルフ(リヤシートバック後方の仕切り棚)に設置していますので、トランクを開けて、リヤスピーカーの取り外し準備をします。



トランク内の車両右側の上面には、写真中央部にハイキャスコントロールユニット、その右側にリヤスピーカーが見えています。ちなみに、ハイキャスコントロールユニットの上の黒い電子部品は、東名パワード製のハイキャスロックⅡです。



リヤスピーカーは、リヤパーセルシェルフと取り付け金具で固定されています。スピーカー本体を室内側から取り外すため、配線を束ねておきます。



これは、室内側から見たリヤスピーカーです。



車両右側の拡大写真になります。



そして、車両左側です。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤスピーカーの取り外しから掲載します。

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リヤシートを取り外す(4)


さて今回は、リヤシートバック(背もたれ部)の詳細を見ていきたいと思います。これは、前回に取り外したリヤシートバックの全体写真です。



後部隔壁とボルト固定されていた、車両右側のU字フックの拡大写真になります。



こちらは、車両左側です。



リヤシートバック裏側の全体写真です。クッション材の黄色いウレタンが見えています。



左側の拡大写真になります。



中央部です。



そして、右側になります。



これは、左側のU字フックの拡大写真です。



こちらは、右側になります。



後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、リヤシートを取り外す際の作業内容を確認することができました。

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リヤシートを取り外す(3)


さて今回は、リヤシートバック(背もたれ部)の取り外しと後部隔壁の詳細を見ていきたいと思います。リヤシートバックは、上側を後部隔壁のフックに引っ掛けて、下側をボルトで固定するようになっているので、先ず下側のボルトを外します。



車両右側のU字フックの固定箇所です。頭10mmの六角ボルトを外します。



こちらは、車両左側になります。



車両右側の六角ボルトを外しました。



同様に、車両左側も外します。



リヤシートバックを少し上に持ち上げて、後部隔壁のフックから外します。後部隔壁にフックが3箇所見えています。



次に、後部隔壁の詳細を見ていきたいと思います。これは、後部隔壁の全体写真になります。中央部には、大きなバッテンの補強リブが施されています。



車両右側の拡大写真になります。写真の左側には、リヤへ向かうワイヤーハーネス幹線とトランク&フューエルリッドケーブルが見えています。



中央部です。



そして、車両左側になります。写真の右側には、リヤへ向かうウォッシャーホースが見えています。



車両右側のフックの拡大写真になります。



中央部です。



最後に、車両左側になります。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤシートバック(背もたれ部)の詳細について掲載します。

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リヤシートを取り外す(2)


さて今回は、リヤシートクッション(座面部)直下の車台床面の構造とリヤシートクッションの詳細を見ていきたいと思います。これは、車両右側の車台床面になります。写真の下部中央からは、リヤへ向かうワイヤーハーネス幹線が配索されており、また下部左側からは、トランク&フューエルリッドケーブルが見えています。



フロアカーペットをめくると、ワイヤーハーネスは白い樹脂プロテクターで保護されていました。



車両中央部の車台床面です。プロペラシャフトの直上が盛り上がっています。



車両左側の車台床面になります。写真の下部中央からは、リヤへ向かうウォッシャーホースが見えています。



これは、前回に取り外したリヤシートクッションの全体写真です。



裏側は、こんな感じ。クッション材の黄色いウレタンが見えています。



左側の拡大写真になります。



中央部です。



そして、右側になります。



これは、車台床面と嵌合していた左側フックの拡大写真です。



こちらは、右側フックになります。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤシートバック(背もたれ部)の取り外しと後部隔壁の詳細について掲載します。

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リヤシートを取り外す(1)


先日、リヤスピーカーを取り外す際に、リヤシートを取り外しましたので、その時の作業内容を掲載したいと思います。



リヤシートクッション(座面部)は、車台床面と左右2箇所のフックで嵌合しているので、この部分を外します。



こちらは、車両左側の嵌合箇所になります。車台床面とリヤシートクッションの間に手を入れて、リヤシートクッションを上方向に力一杯持ち上げますが、全く外れる気配がありません。



そこで、バールの登場です。エーモン製のタイヤレバー360mm(T767)になります。



バールを車台床面とリヤシートクッションの間に挟み込み、てこの原理でリヤシートクッションを持ち上げます。



すると、ゴツンと音がして車台床面からフックが外れました。



フックの拡大写真です。同様に、車両右側のフックも外します。



これは、車台床面のフック嵌合箇所の写真です。



拡大すると、こんな感じ。これがフックを引っ掛けていた爪の付いた穴(樹脂ホルダー)になります。



最後に、リヤシートクッションを車両前方にスライドさせて取り外します。



リヤシートクッションを取り外しました。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤシートクッション下の車台床面の構造とリヤシートクッション(座面部)の詳細について掲載します。

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スパイラルケーブルを補修する(6)


さて今回は、スパイラルケーブルの補修が終わったということで、ステアリングの組み付けを行いたいと思います。その前に、これまでに分解したスパイラルケーブルユニットを組み立てて行きます。左側が外側カバーで、右側がスパイラルケーブル本体になります。



外側カバーとスパイラルケーブル本体は、内部で常に擦れる状態となるので、樹脂同士が接触する外側カバーの内周部にグリスを塗布しておきます。



外側カバーにスパイラルケーブル本体を取り付けました。



スパイラルケーブルユニットを車体側のコネクターと結合した後、ステアリングシャフトにグリスを塗布しておきます。



テレスコ機構により、ステアリングシャフトを前後に動かしながらグリスをなじませます。



次に、ステアリングシャフトのスプライン軸にグリスを塗布しておきます。



これは、今回使用したグリス(ウレアグリース)になります。



最後に、ステアリングをシャフトに取り付けます。



拡大すると、こんな感じ。ステアリングボスの上側リブとステアリングシャフトの合いマークが一致するようにします。



後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、ハンドルはもの凄く軽くなり、ガリゴリ音も無くなり、ホーンも鳴るようになりました。

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スパイラルケーブルを補修する(5)


さて今回は、スパイラルケーブルの補修を行いたいと思います。これは、前回に取り外したスパイラルケーブル(リング状金属板)です。元々、並んでいる金属板同士の絶縁は黒色の樹脂だったようですが、写真ではほどんど欠落した状態になっています。(分解中、欠落した樹脂がたくさん出てきました)次に、上側の金属板と下側の樹脂部品を分離します。



左側がスパイラルケーブルで、右側がスパイラルケーブル本体カバーです。



スパイラルケーブル(裏側)の写真です。下側には、ホーンボタンからくる黒の配線との接続部が見えています。



これは、スパイラルケーブル本体カバー(裏側)の写真になります。これで分解できる部品はすべてなので、今回の不具合の原因を考えたいと思います。一つ目の「ハンドルをいっぱいまで切っていくと、ステアリングコラム付近からガリゴリ音が鳴っていた」というのは、スパイラルケーブル(リング状金属板)を絶縁していた黒色樹脂の劣化によって、ハンドルを回すと欠落した樹脂とリング状金属板が干渉して異音を発生していたと思われます。二つ目の「ホーンボタンを押してもホーンが鳴らなくなった」というのは、スパイラルケーブルと接触する接点先端部に剥がれ跡があったので、接点先端部の欠損による接触不良が原因だと思われます。



次に、スパイラルケーブルの補修をしていきたいと思います。はじめに、スパイラルケーブル内部に欠落した樹脂が散乱しているので掃除します。そして、接点と接触するスパイラルケーブルの外側リングを、接点が当たり易いように浮かせて曲げます。(外側リングだけ接点側に近づいた状態になります)



欠損した接点先端部にはんだ付けをします。



これは、接点が付いている状態を横から見た写真になります。部品を実際に組み付けてみて、下側のリング状金属板が回転した時にも、接点により常に導通が保たれているかを確認します。ということで、今回はここで終了します。次回はステアリングの組み付けについて掲載します。

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スパイラルケーブルを補修する(4)


さて今回は、スパイラルケーブルの分解を行いたいと思います。これは、前回に取り外したスパイラルケーブルユニットの裏面になります。中央部の3つの爪を押さえながら、一番上のスリット板を取り外します。



左側が取り外したスリット板の裏側で、右側がスパイラルケーブル本体です。



次に、スパイラルケーブル本体の外周部の爪を4つ外します。(外側カバーの取り付け穴近くを外側に引っ張って外しました)



左側が取り外した外側カバーで、右側がスパイラルケーブル本体になります。



そして、中央部の4つの爪を押さえながら、上側の接点が付いている蓋を取り外します。



これは、接点が付いている状態を横から見た写真になります。構造としては、下側のリング状金属板が回転した時にも、接点により導通が保たれるようになっています。ちなみに接点の下方には、ホーンボタンからくる黒の配線との接続部が見えています。



左側は接点が付いている蓋(表側)で、右側はスパイラルケーブル(リング状金属板)です。このリング状金属板は、外側・中側・内側に3枚並んでおり、接点と接触する箇所は外側だけになります。



接点が付いている蓋(裏側)の写真です。下側にビス止めされた接点が見えています。



接点の拡大写真になります。先端部に何が剥がれた形跡があります。ということで、今回はここで終了します。次回はスパイラルケーブルの補修について掲載します。

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スパイラルケーブルを補修する(3)


さて今回は、スパイラルケーブルの取り外しを行いたいと思います。前回のステアリングを取り外すと、この写真のように、スパイラルケーブルユニットがお目見えしますので、コーナー部のビスを4本外します。



ビスを取り外しました。スパイラルケーブルユニットは外れましたが、転舵角センサーは、ハーネスを介して更に奥のコネクターと接続しています。



左側から見た写真なります。内部のコネクターを固定しているブラケットのビスを2本外します。



テレスコ機構により、ステアリングシャフトを伸ばして作業スペースを確保します。ブラケットに固定されている内部のコネクターが見えています。



ブラケットを外すと、かなり大きなコネクターが現れました。スパイラルケーブルを車体と分離するには、このコネクターを外す必要があります。



コネクターを外しました。配線は、ステアリングシャフトの奥の方に繋がっています。



これが取り外した収穫物になります。前方から、スパイラルケーブルユニット、転舵角センサー、ワイヤーハーネス、ブラケット、コネクターの順に繋がっています。次に、スパイラルケーブルユニットと転舵角センサーを固定しているビスを2本外します。



ビスを外すと、スパイラルケーブルユニットと転舵角センサーが分離できました。(黄色の配線が残っていますが、邪魔になるので一旦切断しておき、後ではんだ付けした方が良いでしょう)



転舵角センサーを分解してみました。基盤(裏側)の写真になります。



こちらは、基盤(表側)の写真です。ステアリングの舵角量は、中央部にある赤色LED(発光ダイオード)がスリット板を何回通過したかで検知していると思われます。ということで、今回はここで終了します。次回はスパイラルケーブルの分解から掲載します。

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スパイラルケーブルを補修する(2)


さて今回は、ステアリングの取り外しを行いたいと思います。前準備として、左側のチルトレバー(上下移動)と右側のテレスコレバー(前後移動)の固定を解除して、ステアリングを取り外しやすい位置に調整します。



ホーンボタンを摘み出しました。まだ、黒の配線で繋がっています。



これは、ホーンボタン裏側の写真です。黒の配線は、平型端子でホーンボタンと接続しています。ちなみに、ボディアースは外周下側に出ている針金で取る構造になっています。



ホーンボタンを取り外しました。



こちらは、スパイラルケーブルとの接続部の写真になります。本当はコネクターで嵌合しているのですが…。以前、黒の配線がステアリングボスのエッジと干渉して、被覆が剥き出しになりショートして、ホーンが鳴り止まないという事件があったため、このような恰好になっています。



次に、ステアリングボスを固定している頭19mmのナットを外します。



ナットを取り外しました。この状態でステアリングの取り外しを行うのですが、いくら引っ張っても外れません。



そこで、CRC(KURE 5-56)の登場です。スプライン部分にしっかり吹きつけ浸透させて、ステアリングを左右に揺さぶりながら垂直に引き抜くと外れました。



これが、取り外したステアリングになります。



裏返してみると、こんな感じ。



拡大すると、ステアリングボスとボスカバーを取り付ける樹脂部品が、2本のビスで固定されています。ということで、今回はここで終了します。次回はスパイラルケーブルの取り外しから掲載します。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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