
さて今回は、スパイラルケーブルの取り外しを行いたいと思います。前回のステアリングを取り外すと、この写真のように、スパイラルケーブルユニットがお目見えしますので、コーナー部のビスを4本外します。

ビスを取り外しました。スパイラルケーブルユニットは外れましたが、転舵角センサーは、ハーネスを介して更に奥のコネクターと接続しています。

左側から見た写真なります。内部のコネクターを固定しているブラケットのビスを2本外します。

テレスコ機構により、ステアリングシャフトを伸ばして作業スペースを確保します。ブラケットに固定されている内部のコネクターが見えています。

ブラケットを外すと、かなり大きなコネクターが現れました。スパイラルケーブルを車体と分離するには、このコネクターを外す必要があります。

コネクターを外しました。配線は、ステアリングシャフトの奥の方に繋がっています。

これが取り外した収穫物になります。前方から、スパイラルケーブルユニット、転舵角センサー、ワイヤーハーネス、ブラケット、コネクターの順に繋がっています。次に、スパイラルケーブルユニットと転舵角センサーを固定しているビスを2本外します。

ビスを外すと、スパイラルケーブルユニットと転舵角センサーが分離できました。(黄色の配線が残っていますが、邪魔になるので一旦切断しておき、後ではんだ付けした方が良いでしょう)

転舵角センサーを分解してみました。基盤(裏側)の写真になります。

こちらは、基盤(表側)の写真です。ステアリングの舵角量は、中央部にある赤色LED(発光ダイオード)がスリット板を何回通過したかで検知していると思われます。ということで、今回はここで終了します。次回はスパイラルケーブルの分解から掲載します。
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