
さて今回は、ブレーキローターとブレーキパッドの組み付けを見ていきたいと思います。ブレーキピストンを押し戻す工具としてウォーターポンププライヤーを用意します。

ピストンブーツを傷めないよう注意しながら、ウォーターポンププライヤーでピストンを完全に押し戻します。

ブレーキマスターシリンダーリザーバータンクの液量を見ると、もう少しで溢れそうになっていました。

ブレーキフルードが適量になるまでスプーンですくい出します。

交換するブレーキローターを取り付けます。

キャリパーを固定ボルトで取り付けます。

交換するブレーキパッドは、ニスモのS-tune 44060-RN11Pです。

写真は、ブレーキパッドの外側になります。上のパッドの右下には、パッドセンサーが付いています。

パッドの内側です。パッド厚さは8mm~10mmありました。

ブレーキパッドを取り付けます。パッドセンサーの付いている方がインナー(車両内側)になります。

クリップ・パッドピン・クロススプリングを取り付けます。

ブレーキローターの全体写真です。交換前の写真は
こちらになります。

あとは、タイヤを取り付けて作業完了です。

最後にエンジンを掛けて、ブレーキペダルを数回踏み、ブレーキマスターシリンダーリザーバータンクの液量を見ておきます。

交換作業後、近所を少し走らせた時のリヤブレーキローターの拡大写真になります。
交換前の写真と比較すると、ローター表面の差は歴然としており、これでブレーキパッドの磨耗も通常並に抑えられると思われます。尚、交換直後はブレーキパッドとブレーキローターに馴染み(当り)が出ていないため、無理なブレーキングは控え、一般道で300km~1000kmの慣らし運転をしましょう。
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