参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   
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ドライブレコーダーを取り付ける(4)


さて今回は、リヤカメラの取り付けを行いたいと思います。リヤカメラの設置位置は、フロントカメラのように雨天時に水滴を拭き取れる位置にしたかったのですが、写真の黄色線で示したリヤワイパー上端の軌跡を見ると、リヤガラス上縁から大分離れた位置になり見栄えが悪いと感じました。そこでリヤカメラについては、リヤガラスに水滴防止剤を塗布することで対応し、リヤガラス中央の上縁に設置します。



これがリヤカメラになります。大きさは、縦25mm×横58mm×奥行30mmです。カメラ部が回転して角度調整ができるようになっています。



本来、矢印に示すリヤカメラ接続ケーブルは、天井内張りの四辺に沿って配線するようですが、今回は写真のように、天井内張りの真ん中を通して短く配線したいと思います。それでは、運転席側の天井内張りを外しましょう。



サンバイザー、Aピラー内張り、アシストグリップを取り外しました。サンバイザーは左右取付部の樹脂カバーを外すとビスが見えるので、左側1本、右側2本のビスを外します。Aピラー内張りの取り外しの詳細は、アンテナアンプを取り外す(2)、アシストグリップの取り外しの詳細は、アンテナアンプを取り外す(1)をご覧下さい。



車両後側から見た写真です。運転席側の天井内張りを外して、リヤカメラ接続ケーブルを通す隙間をあけました。



サンバイザー裏側の天井内張りを見ると、こんな感じ。矢印はフロントカメラのブラケットで、写真中央にはルームランプ電源線が見えています。



左側はリヤカメラでコード長が3mあり、右側はリヤカメラ接続ケーブルでコード長が6mあります。これらを接続すると9mにもなり、実際に必要なコード長は約1.5mなので、リヤカメラに直接、リヤカメラ接続ケーブルを繋げます。



リヤカメラを分解しました。丸印の基板には3本のリード線(赤色:電源プラス極、黄色:映像出力、黒色:電源マイナス極)が半田付けされているので、これを外して、コード長を1.5mに切断したリヤカメラ接続ケーブルを繋げます。



リヤカメラのコード長が1.5mになりました。これを運転席側から天井内張りの真ん中に通しましょう。



リヤカメラの接続端子をドライブレコーダー本体に差し込み、リヤカメラのコードを天井内張りの中に入れました。



リヤカメラのコードをリヤガラス中央付近まで通しました。



そして、リヤカメラをリヤガラス中央の上縁に取り付けました。後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、フロント&リヤの2カメラで高画質録画できるようになりました。

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ドライブレコーダーを取り付ける(3)


さて今回は、シガーライター電源ケーブルのルームランプ電源線への接続から見ていきたいと思います。写真は、取り外したルームランプ本体裏側になります。本来は、丸印の左側右側のスイッチで左右のルームランプが個別に点灯するのですが、以前ルームミラーのステーにLEDランプを取り付けていた時に左側スイッチを使用していたため、右側スイッチのみで左右のルームランプが同時に点灯するよう配線変更していました。そこで、現在使用していない左側スイッチを介してシガーライター電源ケーブルを接続しようと思います。



ルームランプ本体裏側に、前回シガープラグから取り外した基板とヒューズ管を組み込んで配線しました。基板は長丸印のルームランプ電源線コネクタを外して、空いたスペースに両面テープ固定しております。また、基板から出ているシガーライター電源ケーブル(赤色と黒色)にはギボシ端子をカシメました。この回路により、ルームランプの左側スイッチ(常時電源)を押すと、ドライブレコーダー本体に電源が入るようになります。



それでは、ルームランプ本体裏側に組み込んだ部品の詳細を見ていきましょう。これはエーモン製のミニ管ヒューズホルダーです。基板にヒューズ管を接続するため使用しました。



前回シガープラグから取り外したヒューズ管(ミニ管:2A)です。



ミニ管ヒューズホルダーにヒューズ管を取り付けた状態になります。



次に、本体裏側に組み込んだ基板のアース接続箇所を見ていきたいと思います。写真はルームランプ本体表側です。レンズカバーの下に左側右側のスイッチが付いています。



レンズカバーを外しました。黒色の遮蔽板(板金)は中央部でビス固定されています。



遮蔽板を外しました。矢印のリード線(黒色)は、本体裏側の基板に接続しているアース線になります。丸端子の根元を直角に曲げて、ルームランプ本体とランプ取付板(板金)の間に挟み込んでアースを取りました。



ルームランプ取付部開口からは2本の配線が見えています。左側はシガーライター電源ケーブルでギボシ端子をカシメました。右側はルームランプ電源線になります。



ルームランプ本体と車両の配線を接続しました。2つの長丸印が接続箇所になります。そして、各配線がルームランプ取付部内に収まるようにルームランプ本体を取り付けます。



ルームランプ本体を取り付けました。ドライブレコーダー本体からルームランプ電源までの配線をスッキリ収めることができました。



ルームランプの左側スイッチ(常時電源)を押すと、ドライブレコーダー本体に電源が入りました。これで、フロントカメラの取り付けは完了です。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤカメラの取り付けから掲載します。

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ドライブレコーダーを取り付ける(2)


さて今回は、シガーライター電源ケーブルの配線経路から見ていきたいと思います。本来、矢印に示すシガーライター電源ケーブルは、助手席側の天井からAピラーを通ってシガーソケット(アクセサリー電源)に接続するのですが、今回は配線経路を短くできるルームランプ電源線(常時電源)に接続したいと思います。それでは、ルームミラーを取り外しましょう。ルームミラーの取り外しの詳細については、ルームミラーを交換する(1)をご覧下さい。



ルームミラーを取り外しました。シガーライター電源ケーブルは、ドライブレコーダー本体から天井内張りに押し込み、ルームミラー取付部中央にある穴を通して、ルームランプ電源線へ導きます。



ルームランプを取り外しました。丸印は、以前ルームミラーのステーにLEDランプを取り付けていた時、ルームランプから電源を取るためにあけた配線用の穴です。この穴はルームミラー取付部の穴と繋がっているので、ここまでシガーライター電源ケーブルを引き出してきて、矢印のルームランプ電源線と接続します。この配線作業は、シガーライター電源ケーブルをルームランプ電源線に届く長さで切断してから行います。



シガーライター電源ケーブルを切断しました。シガープラグ以外のものは不要になります。



シガープラグを分解しました。長丸印の基板とヒューズ管(ミニ管:2A)は、後で必要になるので取り外しておきます。



シガーライター電源ケーブルをルームランプ取付部まで引き出しました。そしてルームミラーを取り付ける時、矢印箇所の配線がルームミラーのステーと干渉することが分かりました。



写真は取り外したルームミラーです。ステー中央の赤丸印が配線と干渉する部分になります。



ステーの干渉部を丸ヤスリで削りました。材質はアルミだと思われます。



ルームミラーを取り付けました。いい感じに配線が収まっています。



ステーカバーを取り付けました。これでルームミラー周辺の作業は完了です。



ルームランプ周辺の写真になります。ルームランプ取付部開口からは2本の配線が見えています。左側がシガーライター電源ケーブルで、右側がルームランプ電源線です。ということで、今回はここで終了します。次回は、シガーライター電源ケーブルのルームランプ電源線への接続から掲載します。

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ドライブレコーダーを取り付ける(1)


今までは車にドライブレコーダーは必要ないと考えていたのですが、昨今のあおり運転など、一部の悪質なドライバーが存在する中、万が一事故を起こし、相手に不誠実な証言をされた場合に備えて、映像を証拠として残しておいた方がいいと思うようになりました。また、約2年前に駐車場でナンバープレートの盗難に遭ったこともあり、車内にドライブレコーダーを搭載しておくことで、車両盗難や車上荒らしの抑止効果も期待できそうです。それでは、ドライブレコーダーを取り付けましょう。



これが今回取り付けるドライブレコーダーで、カロッツェリアのVREC-DH300Dです。本製品を選んだのは、高画質(フロント:370万画素、リヤ:200万画素)で録画できること、フロント&リヤカメラにソニー製のCMOSセンサーを搭載していること、カロッツェリアのブランドが好きなことなどです。



先ず、フロントカメラの設置位置から見ていきたいと思います。本ドライブレコーダーは、フロントカメラ(正面)と液晶モニター(背面)が一体型になっているので、ドイブレコーダーの視認性と操作性から、ルームミラーの運転席側横辺りに設置するのが良さそうです。ちなみに、ルームミラーは約3年半前にER34用に交換しております。詳細については、ルームミラーを交換する(2)をご覧下さい。



ドイブレコーダーの高さについては、雨天時にフロントカメラ前方の水滴を拭き取りたいので、フロントカメラのレンズ部がワイパーの拭き取り範囲に入るように設置します。フロントガラスの黄色線が左右ワイパー上端の軌跡なので、黄色線より下側がフロントカメラレンズ部の設置範囲となります。



ドライブレコーダー本体です。手のひらサイズ(縦53.5mm×横90.5mm×奥行36mm)で、重さは約80gになります。



ドライブレコーダー本体にブラケットを取り付けました。矢印の角度調整ナットを緩めて、ブラケットの取付角度を調整しようとすると、Z軸周りには回転したのですが、X軸周りには嵌合が強くて回転しませんでした。



そこで、KUREドライファストルブの登場です。可動部の動きをよくする速乾性の潤滑スプレーです。



角度調整ボルト&ナットを外して、ブラケットを分解しました。長丸印の軸受の凹凸部と樹脂同士が擦れていた箇所にドライファストルブを吹き付けると動きました。



次に、ドライブレコーダー本体に入れるmicroSDカードを用意します。左側は本製品に同梱されていたmicroSDHCカード(16GB)で、右側は別で購入したmicroSDXCカード(128GB)になります。メーカーは両方ともサンディスク製です。



本体にmicroSDカードを挿入しました。microSDXCカード(128GB)の場合は、約8時間の連続録画ができるようです。



ドライブレコーダー本体とブラケットをフロントガラスに取り付けました。矢印の接続端子にシガーライター電源ケーブルが抜き差しできるよう、天井とブラケットには隙間をあけておきます。



車両前側から見た写真です。ルームミラーの運転席側横辺りに設置できました。フロントカメラのレンズ部もワイパーの拭き取り範囲に入っています。



拡大すると、こんな感じ。車内に違和感なく設置でき、威嚇力を持つアイテムとなりました。ということで、今回はここで終了します。次回は、シガーライター電源ケーブルの配線経路から掲載します。

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マフラーリングを交換する(3)


さて今回は、砲弾部前方のマフラーリングの詳細から見ていきたいと思います。写真は、前回取り外した砲弾部前方のマフラーリングと六角ナットです。マフラーリングは純正品で、品番は20651-50A01になります。マフラーリングに嵌め込まれているスリーブ(金属パイプ)の寸法は、タイコ部のスリーブと同じで、外径12.4mm、内径8.4mm、長さ26mmです。



新旧のマフラーリングを比較してみました。左側が取り外した古いマフラーリング(純正品)で、右側が交換する新しいマフラーリング(ジュラン製の強化マフラーリングBタイプ)になります。大きさはほぼ同じで、ゴム硬度の推定は、左側が約50度で右側が約70度です。古いマフラーリングはゴム劣化もなく、とても軟らかく弾力を保っていました。



砲弾部前方のマフラーリングを取り付けました。下側のマフラーリング取り付け穴に、CRC(KURE 5-56)を吹き付けておくと作業が楽になります。ここのマフラーリングはあまり荷重がかからない箇所なので、取り付けた時点での伸びはないように見えます。



最後に交換するのは、左右2箇所ある砲弾部後方のマフラーリングです。写真は車両左側から見たマフラーリング周辺で、矢印はマフラーの砲弾部後方になります。このマフラーリングも今まで交換したことがないので、現在付いているものは純正品です。それでは、マフラーリングを取り外しましょう。



左側砲弾部後方のマフラーリングです。ゴムの損傷はなく伸び切ってもないようです。マフラーリングの上側は、車体フレームに固定されたブラケットのステーに、下側は左側砲弾部後方ステーに嵌め込まれています。



左側砲弾部後方のマフラーリングを取り外しました。上下のマフラーリング取り付け穴に、CRC(KURE 5-56)を吹き付けておくと作業が楽になります。



右側砲弾部後方のマフラーリングです。



右側砲弾部後方のマフラーリングを取り外しました。



これが取り外したマフラーリングになります。左側が左側砲弾部後方のマフラーリング、右側が右側砲弾部後方のマフラーリングです。両方とも砲弾部前方のマフラーリングと同じ純正品で、品番は20651-50A01になります。



新旧のマフラーリングを比較してみました。左から古いマフラーリング(純正品:左側砲弾部後方)、古いマフラーリング(純正品:右側砲弾部後方)、新しいマフラーリング(ジュラン製の強化マフラーリングBタイプ)になります。大きさはほぼ同じですが、左側砲弾部後方のマフラーリングのみφ11穴ピッチ43mmとなり3mm伸びていました。またゴム硬度の推定は、左から約50度、約50度、約70度です。古いマフラーリングはゴム劣化もなく、とても軟らかく弾力を保っていました。



左側砲弾部後方のマフラーリングを取り付けました。



そして、右側砲弾部後方のマフラーリングも取り付けました。



これで作業完了です。以前はテールパイプ(外径115mm)を手で左右に揺すると数mmは動いていたのですが、今回の強化マフラーリングでは、ほぼ動かなくなりました。また、リヤバンパーとテールパイプの隙も約3mm確保できており、十分満足いく仕上がりになりました。

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マフラーリングを交換する(2)


さて今回は、マフラーのタイコ部のマフラーリングを取り付けていきたいと思います。交換するマフラーリングは、ジュラン製の強化マフラーリングBタイプです。商品のパッケージには、ゴム硬度が約20%アップと書かれています。



新旧のマフラーリングを比較してみました。上側が取り外した古いマフラーリングで、下側が交換する新しいマフラーリングになります。大きさは、上側が縦44mm×横73mm、厚さ22.5mm、φ11穴ピッチ44mmで、下側が縦46mm×横70mm、厚さ23.5mm、φ11穴ピッチ40mmでした。φ11穴ピッチで比較すると、古いマフラーリングは約12年間で4mm伸びたことになります。またゴム硬度は、ゴム硬度の目安サイトから推定すると、上側が約80度で下側が約70度でした。古いマフラーリングの表面は艶がなくカチカチになっており、経年劣化でゴムが硬化して弾力を失っていました。



新しいマフラーリングにスリーブ(金属パイプ)を嵌め込みました。マフラーリングの穴径よりもスリーブの外径が大きく入り難いので、木片を当てて足で踏んで挿入しました。



左から新しいマフラーリング(スリーブあり)、新しいマフラーリング(スリーブなし)、古いマフラーリング(スリーブなし)になります。新しいマフラーリングにスリーブを嵌め込んでも、φ11穴ピッチに変化はありませんでした。



新しいマフラーリングを取り付けました。タイコ部のマフラーリングは一番荷重がかかる箇所なので、取り付けた時点でφ11穴ピッチは数mm伸びているように見えます。



拡大すると、こんな感じ。



車両前側から見たマフラーリング周辺です。



タイコ部のマフラーリング交換後、アイドリング中に左リヤシートバック(背もたれ部)付近から聞こえていた異音(ビビリ音)はなくなりました。そして、走行時のマフラーの振動は以前よりもゴムの弾力があるため、プルプルッと引き締まったように感じました。今回の異音発生の原因は、タイコ部のマフラーリングの経年劣化によりゴムが硬化し、マフラーのタイコ部の振動がリヤサスペンションメンバー、車体フレーム、後部隔壁、リヤパーセルシェルフ(リヤシートバック後方の仕切り棚)の順に伝わって生じたものと思われます。これで異音の問題は解決したのですが、マフラーリングはタイコ部の他、砲弾部に3箇所使っているのでこれらも交換したいと思います。



次に交換するのは、砲弾部前方のマフラーリングです。このマフラーリングは今まで交換したことがないので、現在付いているものは純正品になります。それでは、マフラーリングを取り外しましょう。



拡大すると、こんな感じ。矢印がマフラーリングで、ゴムの損傷はなく伸び切ってもないようです。マフラーリングの上側は、車体フレームから出たスタッドボルトで固定され、下側は砲弾部前方ステーに嵌め込まれています。



上側の六角ナットを外し、マフラーリングを取り外しました。下側のマフラーリング取り付け穴に、CRC(KURE 5-56)を吹き付けておくと作業が楽になります。ということで、今回はここで終了します。次回は、砲弾部前方のマフラーリングの詳細から掲載します。

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マフラーリングを交換する(1)


最近アイドリング中に、車内の左リヤシートバック(背もたれ部)付近から異音(ビビリ音)が時々聞こえることありました。この異音の発生源は、車両が止まっていてエンジンだけが動いている状態なので、排気ガスによるマフラーの振動ではないかと思われます。



車両左側から見た写真です。丸印はマフラーのタイコ部(メインサイレンサー)で、この直上にリヤシートクッション(座面部)があります。一般にマフラーのタイコ部は、内部の膨張室で排気ガスが干渉する構造なので振動が発生しますが、この振動をゴムの弾力により吸収するのがマフラーリングです。現在付いているタイコ部のマフラーリングは、取り付けてから約12年経つので、これを機に交換しようと思います。それでは、マフラーリングを取り外しましょう。ちなみにマフラーは、 アペックスの N1エボリューションマフラーになります。



マフラーのタイコ部です。矢印がマフラーリングで、ゴムの損傷はなく伸び切ってもないようです。



拡大すると、こんな感じ。マフラーリングは、頭12mmの六角ボルト2本で固定されており、上側のボルトは車両右側からリヤサスペンションメンバーに、下側のボルトは車両左側からタイコ部後方ステーに取り付けられています。



これは、車両前側からのマフラーリング周辺です。マフラーリングの経年劣化でゴムが硬化した場合、タイコ部の振動は、矢印のリヤサスペンションメンバーへ伝わっていきます。



六角ボルトを取り外す前に、マフラーが下がらないよう、タイコ部後方ステーにパンタジャッキを掛けておきます。



CRC(KURE 5-56)をしっかり吹きつけ浸透させて、下側の六角ボルトを外しました。



次に上側の六角ボルトを外し、マフラーリングを取り外しました。作業は、寝転がって手を伸ばせば届きました。



これが取り外した収穫物です。マフラーリングと六角ボルト(M8×40@1.25)2本になります。マフラーリングは、ジュラン製のマフラーリングBタイプ(強化型ではない)です。



取り外した六角ボルトの錆を落として黒色に塗りました。六角ボルトにはワッシャーとスプリングワッシャーが付いています。



マフラーリングに嵌め込まれていたスリーブ(金属パイプ)を取り外しました。スリーブの寸法は、外径12.4mm、内径8.4mm、長さ26mmです。ということで、今回はここで終了します。次回は、マフラーのタイコ部のマフラーリング取り付けから掲載します。

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エアミックスドアアクチュエーターを補修する(5)


さて今回は、エアミックスドアアクチュエーターの車両取付を行いたいと思います。前回基板を補修したアクチュエーターを車両に接続し、エアコン自己診断により作動確認します。



ステップ4(各アクチュエーターの作動点検)の表示番号[41~43]に切り換えると、矢印の位置に継手アームが動きました。



他方、表示番号[44~47]に切り換えると、矢印の位置に継手アームが動きました。これでアクチュエーターの作動確認ができたので、車両取付を行っていきます。再度、表示番号[41~43]に切り換えた状態(FULL-COLD)でエンジンを切り、アクチュエーターのブラケットを取り付けます。



アクチュエーターのブラケットを取り付けました。この継手アームの位置が、アクチュエーターのFULL-COLD状態になります。



次に、エアミックスドアのコネクションロッドを車両前方に押し込んでおきます。この位置が空調ユニットのFULL-COLD状態です。



取り外しの逆順でアクチュエーターを取り付けた後、コネクションロッドをロッドホルダーに挟み込みます。



ロッドホルダーの蓋を閉めました。これでアクチュエーターの車両取付は完了です。再度、エアコン自己診断により作動確認します。



ステップ4の表示番号[41](FULL-COLD)に切り換えました。丸印がアクチュエーターになります。



拡大すると、こんな感じ。継手アームを介してコネクションロッドが車両前方に押し込まれています。



ステップ4の表示番号[44](FULL-HOT)に切り換えました。丸印がアクチュエーターです。



アクチュエーターの拡大写真です。継手アームを介してコネクションロッドが車両後方に引き出されました。



後は逆順で、エアコンパネルやカーオーディオを取り付けて作業完了です。これで、エアコンから冷風が出るようになり、快適なドライブが楽しめるようになりました。

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エアミックスドアアクチュエーターを補修する(4)


さて今回は、エアミックスドアアクチュエーターの基板の補修を行いたいと思います。写真は、前回の車両から取り外したエアミックスドアアクチュエーターです。サブハーネス(アクチュエーター側コネクタ)を外すと、コネクタハウジング内には6極のコネクタピンが見えています。



アクチュエーターのケーシングを開けました。基板右下の四角部分は、コネクタハウジングの接続部になります。



基板を裏返すとこんな感じ。コネクタハウジングが実装されています。



コネクタピン半田箇所の拡大写真です。丸印のコネクタピン根元が半田割れしていました。このピンは矢印のモータマイナス端子と繋がっているので、この半田割れがアクチュエーター作動不良の原因だと思われます。それでは半田付けをやり直しましょう。



基板の半田割れを吸取線で除去します。



半田ごてを用意しました。ちなみに半田ごては、白光のFX-600-02です。



半田割れに吸取線を当て、その上から加熱した半田ごてを押し当てると、溶けた半田が吸い取られました。



半田付けをやり直しました。後は、アクチュエーターを組み直して車両に接続して作動確認したいと思います。



念のため、アクチュエーターのコネクタピンとサブハーネス(アクチュエーター側コネクタ)の端子に接点復活剤を塗布しておきます。



こちらがアクチュエーターのコネクタピンになります。



こちらは、サブハーネス(アクチュエーター側コネクタ)の端子です。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの車両取付について掲載します。

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エアミックスドアアクチュエーターを補修する(3)


さて今回は、エアミックスドアアクチュエーターの内部構造を見ていきたいと思います。写真は、前回取り外した大きい歯車の裏側です。基板と接触する部分には金属の接点が付いています。



こちらは継手アームの裏側になります。矢印には、ロッドホルダーが嵌め込まれています。右側の軸穴は、大きい歯車の軸と嵌合していた箇所です



基板を外しました。モータ軸にはウォーム歯車が付いており、3つの小さい2段歯車で減速する機構になっています。これらの歯車には、白いグリスが塗られていました。



3つの小さい2段歯車を取り外し、ケーシング上側からモータを取り外しました。これでケーシング上側に組み付いていた部品はすべて取り外したので、モータ単体の作動確認を行いたいと思います。



基板のモータリード線接続部に、12V(単3電池1.5Vを8本直列)の電源を繋ぎました。矢印のように、ウォーム歯車は勢いよく回転したので、モータの故障ではないことが分かりました。



次に、先程取り外していた3つの小さい2段歯車と1つの大きい歯車を組み付けた状態で、各歯車の可動を確認しました。ウォーム歯車は勢いよく回転し、他の4つの歯車もスムーズに回転したので、歯車の摺動には問題ないことが分かりました。尚、歯車および軸、軸受にはグリスを塗布せず、速乾性の潤滑スプレーを吹き付けています。



これが、潤滑スプレーのKUREドライファストルブです。以前、エアコン吹出口を制御するモードドアアクチュエーターから異音(ギャーギャー音)が鳴っていた時に使用した実績があります。



こちらはその時の、モードドアアクチュエーターの内部構造になります。構成部品はエアミックスドアアクチュエーターと似た感じです。



今回エアミックスドアアクチュエーターを分解した結果、モータ作動および歯車摺動に問題はありませんでした。よって、アクチュエーターを組み直して車両に接続して作動確認したいと思います。



エアミックスドアアクチュエーターを車両に接続しました。エアコン自己診断により、ステップ4(各アクチュエーターの作動点検)の表示番号[41~47]を切り換えましたが、アクチュエーターは作動しませんでした。



ふとそんな時、アクチュエーターのコネクタ付近を触ってみると、継手アームが突然動きました。



なるほど、アクチュエーター作動不良の原因は、アクチュエーター側コネクタの接触不良だと分かりました。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアミックスドアアクチュエーターの基板の補修について掲載します。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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