参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   
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バックセンサーを取り付ける(3)


さて今回は、バックセンサー電源線の配線から見ていきたいと思います。前回取り外していたバックランプを車両に取り付けました。矢印がバックセンサー電源線です。バックセンサー電源線は、リヤナンバープレート上側からトランクルーム後側の配線穴へ通そうと思います。



トランクルーム後側の写真です。矢印が配線穴になります。尚、本来はトランクルームには内張りがあるのですが、約17年前に撤去しております。



拡大すると、こんな感じ。配線穴にはグロメットが付いており、左右バックランプ電源線(緑/白色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)と、左右ライセンスランプ電源線(赤/青色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)が通っています。また、配線穴の右上にはアース線、その上にはトランクリッドケーブルが見えています。



配線穴のグロメットを外しました。このグロメットは防水型になっており、ゴム先端と電線が密着しているので、バックセンサー電源線が通るように、ゴム先端を切り落とします。



リヤナンバープレート上側から見た写真です。矢印がトランクルーム後側の配線穴になります。それでは、バックセンサー電源線をこの配線穴に通しましよう。



矢印が左右バックセンサー電源線です。左側の電源線は経路が長いため、近くの電線に1箇所ビニールテープ(黒色)を巻いて固定しています。



左右バックセンサー電源線を配線穴から引き込みました。最後に、コントロールユニットを取り付けましよう。



コントロールユニットは、トランクルーム後側の配線穴から近い平面部に取り付けました。ケーシング上側のみビス固定し、裏側には両面テープを貼り付けておきます。



コントロールユニットに電源ハーネスを接続しました。丸印は、電源取り出しの分岐コネクターになります。赤色のリード線にはバックランプ電源のプラス極(緑/白色のリード線)、黒色のリード線にはバックランプ電源のマイナス極(黒色のリード線)を繋げました。



後は、コントロールユニットにバックセンサー電源線を接続して作業完了です。矢印の余ったバックセンサー電源線は、周辺の電線と一緒に結束バンドで束ねました。



車両後方に三角コーンを置いて、バックセンサーの作動確認をしました。ブザー音は、後方障害物との距離が約1m10cmになると「ピッ、ピッ、ピッ」と断続的に鳴り始め、近づくにつれて「ピッピッピッ」と速くなり、約20cmで「ピーーー」と連続的に鳴り続けました。これで、車庫入れや縦列駐車などバック走行が必要な時にも、後方障害物との距離が分かり、安心して運転できるようになりました。

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バックセンサーを取り付ける(2)


さて今回は、バックセンサーの取り付けを行っていきたいと思います。写真は、リヤナンバープレートの周辺になります。バックセンサーの取付場所を黄色の丸印で示しました。本バックセンサーは、リヤバンパーにホールソー(付属品)で穴(直径22mm)をあけて取り付けるものなのですが、リヤバンパーの外観を損ないたくないので、左右バックランプの上内側に取り付けようと思います。



横から見ると、こんな感じ。バックセンサーが黄色、バックセンサー電源線が赤色です。バックセンサー電源線は、リヤナンバープレート上側からトランクルーム後側の配線穴へ導きます。



これがバックセンサーです。大きさは、ツバ径25mm、胴径21.5mm、長さ20mmになります。ちょっと大きい感じがするので、もう少し小さくできないが分解してみましょう。



バックセンサーを分解しました。左からケーシング、バックセンサー、シリコンゴム、裏蓋の4つの部品で構成されています。バックセンサーの取り付けは、バックランプに直接固定するので、ケーシング、シリコンゴム、裏蓋は不要となります。



ケーシング、シリコンゴム、裏蓋を外して、バックセンサー表面を黒色に塗りました。バックセンサーは外径16mmとなり、丁度いい大きさになったので、これをバックランプに取り付けます。それでは、バックランプを取り外しましょう。



バックランプを取り外すには、リヤナンバープレートを跳ね上げる必要があります。リヤナンバープレート下側の隙間から覗くと、こんな感じ。リヤナンバープレートのフレームは、頭10mmの六角ボルトで固定されているので、これを外します。



六角ボルトを外して、リヤナンバープレートを跳ね上げました。丸印の2箇所はバックランプを固定しているビスになります。このビスを外して、バックランプを取り外します。



右側バックランプを取り外しました。矢印はバックランプの突起部で、リヤバンパーの丸印の穴に嵌めるようになっています。



右側バックランプのコネクタを外しました。右側バックランプ電源線には、2本のリード線(緑/白色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)が見えています。



写真は、取り外した右側バックランプの裏側です。長丸印がバックランプのコネクタになります。



右側バックランプの上内側に、バックセンサーを取り付けました。バックセンサーは、バックランプに両面テープで固定した後、上からビニールテープ(黒色)で貼り付けました。



横から見た写真です。バックセンサー電源線にも、ビニールテープ(黒色)を貼り付けておきます。後は、左側バックランプにも同じ作業をして完了です。ということで、今回はここで終了します。次回は、バックセンサー電源線の配線から掲載します。

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バックセンサーを取り付ける(1)


大抵の駐車場には車止めが付いているのですが、まれに車止めがない駐車場があって、バックしていると、鉄柵にリヤバンパーを当ててしまいました。大事には至りませんでしたが、今後このような事がないように、後方障害物との距離をブザー音で段階的に知らせるバックセンサーを装備しようと思います。それでは、バックセンサーを取り付けましょう。



今回取り付けるバックセンサーのパッケージになります。本製品を選んだのは、バックセンサーが小さかったこと、ブザーが付いていること、価格が手頃だったことなどです。



中身はこんな感じ。コントロールユニット、バックセンサー(4個)、電源ハーネス、ブザー、ホールソー(直径22mm)などが入っています。



コントロールユニットに各コネクタを接続してみました。左から電源ハーネス、ブザー、バックセンサー(2個)になります。ここで、ブザーは個別にある必要がないので、コントロールユニット内に収まらないかと考えました。一度ブザーを分解してみましょう。



ブザーの裏蓋を外しました。ブザー基板の裏側には、2本のリード線(赤色:電源プラス極、黒色:電源マイナス極)が半田付けされています。



ブザー基板の表側の写真です。左から音量スイッチ、ブザー、リード線が付いています。この基板がコントロールユニット内に収まるか見ていきましょう。



写真はコントロールユニットの外観です。大きさは、縦60mm×横90mm×高さ22mmで、矢印がブザーのコネクタになります。



コントロールユニットを分解しました。上からケーシング、基板、裏蓋の3つの部品で構成されています。



基板左下の拡大写真です。黄色の四角線は、ブザーのコネクタになります。この左端の[GND]にブザー基板のリード線(黒色:電源マイナス極)、右端の[BV]にブザー基板のリード線(赤色:電源プラス極)を半田付けします。



ブザーのコネクタに、ブザー基板のリード線を半田付けしました。



ケーシングと基板の間に隙間があったので、ブザー基板をコントロールユニット内に収めることが出来ました。ブザー基板はケーシングに両面テープで貼り付けておきます。後は、裏蓋を取り付けて完了です。ということで、今回はここで終了します。次回は、バックセンサーの取り付けから掲載します。

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ETC車載器を取り付ける(3)


さて今回は、ETC車載器の取り付けから行っていきたいと思います。写真は、前回取り外したグローブボックスの右側になります。ETC車載器の取付場所を赤色、アンテナ線と電源ハーネスの配線経路を黄色で示しました。ETC車載器は、ETCカードの取り出しやスイッチの操作性を考慮して、グローブボックス下面から上に約25度傾けて右側面に取り付けます。そして、矢印位置に配線用の丸穴をあけて、アンテナ線と電源ハーネスを通したいと思います。それでは、グローブボックスに丸穴をあけましょう。



グローブボックス右側面の奥に丸穴(φ17mm)をあけて、グロメットを取り付けました。グロメットは内径13mm、外径21mmで、穴あけ箇所のグローブボックス板厚は3mmになります。



外側から見ると、こんな感じ。いい感じに収まっています。



次に、ETC車載器の取り付けを見ていきます。ETC車載器は角度をつけて取り付けるため、位置決めの土台として、グローブボックス下面との隙間に緩衝材を付けたいと思います。そこで、柔らかくて弾力性がある天然ゴム系スポンジ(縦100mm×横100mm、厚さ20mm)を用意しました。



天然ゴム系スポンジを切って、グローブボックス下面と右側面に両面テープで貼り付けました。三角こんにゃくの寸法は、底辺80mm×高さ40mm、厚さ20mmになります。



ETC車載器を取り付けました。ETC車載器は、グローブボックス右側面と三角こんにゃく斜面に両面テープで貼り付けました。



前から見ると、こんな感じ。ETC車載器に、矢印のETCカードを挿入しました。カードの取り出しやスイッチ操作も問題なさそうです。



車両にグローブボックスを取り付ける前に、配線穴からアンテナ線と電源ハーネスを通して、ETC車載器に接続しておきます。後は、グローブボックスを取り付けて作業完了です。



グローブボックス右外側の写真になります。矢印は、オーディオブラケット側からグローブボックス配線穴を通る電線(アンテナ線と電源ハーネス)の渡り箇所です。周辺部品と十分隙間がとれており、グローブボックス開閉時にも、電線の噛み込みはありませんでした。



ETC車載器のセットアップを行うため、近くのカーショップに行きました。店内でセットアップ申込書に名前と住所を記入し、車検証とETC車載器管理記号シールを見せるだけです。レジでセットアップ手数料を支払い、店を出て車両で待機します。



その後、店員が車両に来られ、ETC車載器のセットアップ作業を行いました。ETC車載器にセットアップカード(車両とETC車載器の情報が暗号化されたカード)を挿入し、登録できたら作業完了です。あっという間に終わりました。



早速、高速道路に乗ってみました。アンテナが正常に通信するか心配していたのですが、見事にETCの開閉バーが開いて一件落着です。これで、高速道路の料金所をスムーズに通過できるようになり、高速料金も抑えることができるようになりました。

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ETC車載器を取り付ける(2)


さて今回は、前回Aピラー下端の隙間に押し込んだアンテナ線の配線から見ていきたいと思います。配線作業の前に、助手席前のグローブボックスを取り外しておきます。グローブボックスの取り外しの詳細は、アンテナアンプを取り外す(4)をご覧下さい。中央の白い箱はクーリングユニット(エバポレーター)です。その左横の矢印には、押し込んだアンテナ線が見えています。



グローブボックスの開口から左上を見ました。本来はグローブボックスの上側に、ランプやランプスイッチを設置している樹脂部品があるのですが、約2年前にエアコン不調があり、インテークドアアクチュエーターの作動確認をするため取り外して、そのまま撤去しております。丸印の1点目と2点目のクリップ位置に、アンテナ線を挟み込みました。このステアリングメンバーのクリップは、元々アンテナアンプの配線に使われていたものですが、すでにその電線を撤去しているため、アンテナ線の配線に利用しました。



グローブボックスの開口から右上を見ました。丸印の3点目のクリップ位置に、アンテナ線を挟み込みました。これで一旦、アンテナ線の配線は終了しておきます。



次は、電源線の配線を見ていきたいと思います。ETC車載器の電源はカーオーディオハーネスから取るので、カーオーディオを取り外しましょう。カーオーディオの取り外しの詳細については、エアコンパネルを交換する(2)をご覧下さい。ちなみに、カーオーディオはカロッツェリアのMVH-5400で、その下に見えているのは、アペックスのSUPER-AFCです。



カーオーディオを取り外しました。カーオーディオ背面には、矢印の車両側コネクタを介して、オーディオ交換取付用ハーネス、カーオーディオハーネスが接続しています。



車両側コネクタから、オーディオ交換取付用ハーネスとカーオーディオハーネスを取り外しました。左側のオーディオ交換取付用ハーネスと右側のカーオーディオハーネスは、丸印のギボシ端子で接続しています。今回必要な電源は、左側矢印のバッテリー電源(黄色)と右側矢印のACC電源(赤色)になります。



こちらは、ETC車載器の電源線です。下側中央の丸印を基点として、左側にETC車載器の電源ハーネス(1.5m)、上側にバッテリー電源線(黄色)とACC電源線(赤色)(各0.5m)、右側にアース線(2.1m)が構成されています。



車両側のオーディオハーネスに、ETC車載器のバッテリー電源線とACC電源線を接続しました。丸印は、電源取り出しの分岐コネクターです。



車両側のオーディオハーネスを取り付けました。矢印は、先程接続したETC車載器のバッテリー電源線とACC電源線になります。残りの電源ハーネスとアース線は、グローブボックス開口付近へ導いておきます。



グローブボックスの開口から右上を見ました。丸印の3点目のクリップ位置に、ETC車載器のバッテリー電源線とACC電源線を挟み込みました。またアース線は、矢印のオーディオブラケット固定ナット(頭10mm)に締め付けました。尚アース線は、長さが基点から2.1mと長かったため、0.3mに短く加工しております。



ここで、ETC車載器にアンテナ線と電源ハーネスを接続して、作動確認をしておきたいと思います。エンジン始動後、ETC車載器の挿入口ランプ(緑色)が点灯し、「ETCカードが挿入されていません」の音声案内がありました。そして、事前に用意しておいたETCカードを挿入すると、「セットアップされていません」と音声案内がありました。またアンテナの方も、ETCカードを挿入しても未セットアップのため、ETCカード挿入口ランプ(緑色)は点灯しませんでした。まぁ、セットアップはETC車載器取付後に取扱店で行うので、現時点での作動確認はこれで「良し」とします。



あと、矢印の余った電線(アンテナ線と電源ハーネス)は、結束バンドで束ねてグローブボックスとオーディオブラケットの隙間に置きました。また、丸印のコネクタ側の電線は、ビニールテープ(黒色)で約20cm巻き付けました。最後に、配線作業のため取り外していたカーオーディオは、逆順で取り付けておきます。ということで、今回はここで終了します。次回は、ETC車載器の取り付けから掲載します。

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ETC車載器を取り付ける(1)


これまで高速道路に乗ることが少なかったのでETCを利用していなかったのですが、最近、車での旅行計画を立てていると、高速道路の料金が現金払いとETC払いとでは、かなり差があることが分かりました。一回の旅行の差額でETC車載器が購入できるくらいなので、これを機にETC車載器を搭載しようと思います。それでは、ETC車載器を取り付けましょう。



今回取り付けるETC車載器は、デンソーのDIU-9500です。本製品を選んだのは、ETC車載器とアンテナの大きさが他社よりも小さかったこと、取扱説明書と取付要領書が詳細に記されていたこと、価格が手頃だったことなどです。



これがETC車載器です。大きさは、縦70mm×横97mm×高さ17mmで、重さは100gになります。グローブボックス内の右側に取り付けます。



こちらはアンテナです。大きさは、縦28mm×横29mm×高さ9mmで、重さは60gになります。フロントガラスの中央上側に取り付けます。



ETC車載器とアンテナの取付場所を赤色、アンテナ線と電源線の配線経路を黄色で示しました。アンテナ線は、フロントガラス中央上側から、天井、Aピラー、グローブボックス上側を通して、ETC車載器と接続します。また電源線は、カーオーディオハーネスから電源を取って、ETC車載器と接続します。先ず、アンテナの取り付けから行いましょう。



アンテナをフロントガラスの中央上側に取り付けました。アンテナ裏側の両面テープで貼るだけです。右横には、検査標章(ステッカー)が見えています。



矢印のアンテナ線は、アンテナから天井内張りに押し込み、Aピラー上側へ導きます。助手席側の天井内張りを少し浮かすため、サンバイザーとAピラー内張りを取り外します。



サンバイザー、Aピラー内張りを取り外しました。サンバイザーは左右取付部の樹脂カバーを外すとビスが見えるので、左側2本、右側1本のビスを外します。Aピラー内張りの取り外しの詳細は、アンテナアンプを取り外す(2)アンテナアンプを取り外す(3)をご覧下さい。尚、本来はAピラーに、アンテナアンプとカーオーディオを接続する電線(アンテナ線と電源線)が配線されているのですが、約2年前にアンテナアンプを取り外した時に撤去しております。



アンテナ線を天井内張りに押し込んで、Aピラー上側まで導きました。



矢印のアンテナ線をAピラーに配線し、丸印のハーネス固定テープ(付属品)で貼り付けました。尚、ハーネス固定テープ左横の丸穴は、元々付いていた電線のバンドクリップ固定穴になります。



同様にAピラー下側も、丸印のハーネス固定テープを貼り付けて配線します。矢印のアンテナ線は、グローブボックスの上側を通していくので、Aピラー下端の隙間に押し込んでおきます。ということで、今回はここで終了します。次回は、アンテナ線と電源線の配線ついて掲載します。

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ダイレクトイグニッションコイルを交換する


最近、走行中にブーストを0.76以上掛けて4000回転以上になると、室内のどこからか激しい風切り音のような「ボボボー」という異音が聞こえるようになりました。経験上、おそらくダイレクトイグニッションコイルの点火不良が原因と思われます。



過去に4度、ダイレクトイグニッションコイルを交換しており、これまでの交換歴が上の表になります。6気筒のシリンダー番号を車両前方から[№1~№6]とすると、1度目と2度目は、元々付いていた純正品のコイルが[№1]と[№3]で不良となりました。そして3度目と4度目は、1度目と2度目で交換した中古品のコイルが[№3]と[№1]で不良となりました。また不良の症状は、高ブースト時におけるコイルの点火不良が多い傾向です。今回も今までと同様に、シリンダー番号順[№1→№6]に正常コイルと交換して走行確認し、不良コイルを特定していきたいと思います。それでは、シリンダー番号[№1]のダイレクトイグニッションコイルを取り外しましょう。



エンジンルームの写真になります。丸印が、シリンダー番号[№1]のダイレクトイグニッションコイルです。尚、オーナメントはコイルとハーネスの熱劣化防止と整備性向上のため、約13年前に取り外しています。



拡大すると、こんな感じ。ダイレクトイグニッションコイルには、ハーネスのカプラー(茶色)が接続しています。カプラー中央部の爪を押さえながら、これを外します。



カプラーを外しました。ハーネスの電線は、電源プラス、電源マイナス、アースの3極となります。



次に、丸印の頭8mmの十字穴付き六角ボルト(M5×20@0.8)を4本外します。



六角ボルトを外しました。これで、ダイレクトイグニッションコイルを取り外すことが出来ます。



外した六角ボルトの拡大写真です。



コイルを取り外すと、こんな感じ。中央部には、スパークプラグの上側が見えています。



これは取り外したダイレクトイグニッションコイルで、品番は22433-60U02になります。コイル本体の下部には、ゴム製のプロテクターが付いています。



コイル本体からプロテクターを外しました。左側がダイレクトイグニッションコイル、右側がプロテクターです。このコイル[№1]を正常コイルと交換し、後は逆順で取り付けて作業完了です。



シリンダー番号順に正常コイルと交換して走行確認した結果、今回の不良コイルは[№2]だと分かりました。実はこのコイル、元々付いていた純正品のコイルではなく、2度目の[№3]交換時に一緒に交換していた中古品のコイルでした。つまり、1度目と2度目に交換した同じバッチの中古コイルが、3度目と4度目と5度目(今回)で不良に至ったというオチです。今後、中古コイルは素性の分かった程度の良いもの使いたいと思います。これで、走行中にブーストを掛けても異音なく、心地よく走れるようになりました。

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リヤウォッシャーワンウェイバルブを交換する(3)


さて今回は、新しいワンウェイバルブを取り付けていきたいと思います。写真は、キジマ製ワンウェイバルブ(ダイヤフラムタイプ)で、品番は105-15001です。入口側と出口側の継手部分の外径が5mmなので、リヤウォッシャーホース(外径7mm、内径5mm)に接続できそうです。本当は純正品の方がいいのですが、あまり重要な部品ではないので汎用品で代用したいと思います。



新旧のワンウェイバルブを比較してみました。黄色の矢印は水流方向を示します。上側が交換する新しいワンウェイバルブ(キジマ製ワンウェイバルブ)で、下側が取り外した古いワンウェイバルブ(純正品)です。本体中央部の外径は上側が20mmで下側が14mm、長さは上側が6mmで下側が9mmになります。下側の古いワンウェイバルブの継手部分から息を吹き込むと、入口側と出口側の両方から息が通る状態になっており、ダイヤフラム(ゴム膜の調整弁)は機能していないことが分かりました。



あと、念のためリヤウォッシャーノズルの継手付近で何か異物(ゴミ)が詰まってないかを確認します。それでは、リヤウォッシャーノズルを固定している頭12mmの六角ナットを外しましょう。



六角ナットを外しました。リヤウォッシャーノズルはリヤガラスの穴を通って付いていました。



これが外した六角ナットです。六角ナットのフランジ裏側にはゴムが付いています。



リヤウォッシャーノズルを外しました。継手の穴から水を入れると、左右の噴射穴から水が出てきたので、ウォッシャーノズル内部の異物詰まりはなさそうです。



これは室外側から見た写真になります。リヤガラスの穴にはゴムが付いています。



矢印の位置に新しいワンウェイバルブを取り付けました。



拡大すると、こんな感じ。古いワンウェイバルブよりも少し大きいですが、無理なく収まりました。後は逆順で取り付けて作業完了です。



そして、リヤウォッシャースイッチを押すと勢いよくウォッシャー液(水)が出てきました。これで、リヤガラスにウォッシャー液を掛けてワイパーで拭き取れるようになりました。

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リヤウォッシャーワンウェイバルブを交換する(2)


さて今回は、リヤウォッシャーホース内の水流を確認していきたいと思います。前回リヤウォッシャーモータの作動確認ができたので、ウォッシャータンクにて入れ替えたフロント用とリヤ用のウォッシャーホースは元に戻しました。写真は、室内側から見たリヤウォッシャーノズル周辺で、矢印がウォッシャーホースになります。



カーペットをめくると、こんな感じ。リヤウォッシャーホースは、リヤパーセルシェルフ(リヤシートバック後方の仕切り棚)にクリップ固定されています。



ウォッシャーホースを外しました。矢印はウォッシャーノズルの継手部分になります。



水流確認のため、外したウォッシャーホースを小瓶に突っ込みました。リヤウォッシャースイッチを押して、小瓶にウォッシャー液(水)が溜まるか確認します。結果、ウォッシャーモータの作動音は聞こえるのですが、ウォッシャーホースから水は出ませんでした。3つ目の原因として、リヤウォッシャーホース内の異物(ゴミ)詰まりが考えられるので、ウォッシャーホース内に空気を通して掃除しましょう。



自転車用空気入れにリヤウォッシャーホースを接続しました。ちなみに、車のタイヤはこの空気入れで入れています。



拡大すると、こんな感じ。矢印の接続部を片手で押さえながら空気を入れていくと、ウォッシャーホース内にあった水が押し出されて小瓶に溜まりましたが、小瓶の中に異物はありませんでした。腑に落ちぬまま掃除を完了し、ウォッシャーホースを元に戻して、再度リヤウォッシャースイッチを押して水流を確認します。結果、先程同様、ウォッシャーモータの作動音は聞こえるのですが、ウォッシャーホースから水は出ませんでした。それで、そもそもリヤウォッシャーホースにちゃんと水が流れるのかを確認するため、ウォッシャーホース内に水を通してみましょう。



手動ポンプ式ボトルの中に水を入れて、リヤウォッシャーホースを接続しました。そして、矢印の接続部を押さえながら水を送り込んでいきます。



手動ポンプ式ボトルの水が小瓶の矢印位置まで溜まったので、リヤウォッシャーホースに水が流れることが分かりました。ウォッシャーホースを元に戻し、再度リヤウォッシャースイッチを押して水流を確認しました。結果、またまた同様、ウォッシャーモータの作動音は聞こえるのですが、ウォッシャーホースから水は出ませんでした。以上これらの現象を考察すると、リヤウォッシャーホース内には異物の詰まりはなく、人間が押す手動ポンプ式ボトルの強い吐出力では水を排出できるが、ウォッシャーモータの弱い吐出力では水を排出できない状態にあると思われます。



そこで、リヤウォッシャーホースに組み付いている部品を確認していくと、矢印の位置にウォッシャータンクへの逆流を防ぐワンウェイバルブがありました。このワンウェイバルブ内部にあるダイヤフラム(ゴム膜の調整弁)が経年劣化して動きが悪くなり、ウォッシャーモータの弱い吐出力では弁が開かないと仮定すると、すべてがストンと腑に落ちました。



拡大すると、こんな感じ。ワンウェイバルブ表面には、矢印で水流方向が刻印されています。4つ目の原因として、ワンウェイバルブの作動不良が考えられるので、ワンウェイバルブを外した位置で水流確認しましょう。



ウォッシャーホースを固定しているクリップを数箇所外し、ウォッシャーホースからワンウェイバルブを外しました。写真のように、ワンウェイバルブの継手部分は緑色になっています。



水流確認のため、外したウォッシャーホースを小瓶に突っ込みました。リヤウォッシャースイッチを押すと、もの凄い勢いで小瓶に水が溜まって溢れ出し、周辺が水浸しになりました。これでリヤウォッシャー液が出ない原因は、ワンウェイバルブの作動不良だと分かりました。ということで、今回はここで終了します。次回は、交換する新しいワンウェイバルブの取り付けについて掲載します。

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リヤウォッシャーワンウェイバルブを交換する(1)


約半年前までリヤウォッシャー液(水)は正常に出ていたのですが、徐々にウォッシャー液の出る勢いが弱くなってきて、ついにリヤガラスにウォッシャー液が掛からなくなりました。しかし、リヤウォッシャースイッチを押すと、ウォッシャーモータの作動音は聞こえています。1つ目の原因として、ウォッシャーノズルの目詰まりが考えられるので、ノズルの噴射穴を掃除したいと思います。



PIAA製のウォッシャーノズルクリーナーを用意しました。本体の上側には太い針金、下側には細い針金が付いています。



リヤウォッシャーノズルの拡大写真です。ノズルの噴射穴に針金を突っ込んで、コチョコチョと掃除してみましたが直りませんでした。2つ目の原因として、リヤウォッシャーモータの吐出力低下が考えられるので、モータが正常に作動しているかを確認します。



写真の矢印がウォッシャータンクになります。ちなみに、黄色のエアクリーナーはトラスト製のエアインクスBタイプです。



ウォッシャータンクの全体写真になります。丸印がウォッシャーモータで、左側がフロント用、右側がリヤ用です。



ウォッシャーモータの拡大写真です。リヤウォッシャーモータの作動確認のため、左側のフロント用ウォッシャーホース(黒色)と、右側のリヤ用ウォッシャーホース(透明)を入れ替えます。



フロント用とリヤ用のウォッシャーホースを外しました。長丸印はウォッシャーモータの継手部分になります。



フロント用とリヤ用のウォッシャーホースを入れ替えました。



それでは、フロントとリヤのウォッシャースイッチを押して、ウォッシャー液が出るか確認しましょう。



リヤウォッシャースイッチを押すと、フロントウォッシャー液が勢いよく出たので、リヤウォッシャーモータは正常に作動していることが分かりました。



一方、フロントウォッシャースイッチを押すと、ウォッシャーモータの作動音は聞こえるのですが、リヤウォッシャー液は出ませんでした。よって、リヤウォッシャーホース内またはリヤウォッシャーノズルの継手付近で何か異物(ゴミ)が詰まっていると思われます。ということで、今回はここで終了します。次回は、リヤウォッシャーホース内の水流確認から掲載します。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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