参弐百景 ~R32スカイライン~

BNR32のフォルムとHCR32のメカニズムに魅了された男が日々写真を撮り続ける画像ブログのページです。

   
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アンテナアンプを取り外す(1)


以前からリヤCピラーの内張りは、経年劣化のため取り外していたのですが、Cピラーの天井近くの穴に不明な部品があるので調べると、AM/FMの受信感度を高めるリヤガラス用アンテナアンプだと分かりました。車内で音楽は聴きますがラジオは聴かないので、アンテナアンプは不要と思われます。それでは、アンテナアンプを取り外しましょう。



アンテナアンプは、Cピラーにボルト1本でブラケット固定されています。左側にリヤガラスのアンテナに接続する配線が1本、右側から天井にカーオーディオのアンテナと電源に接続する配線が2本見えています。



リヤガラスのアンテナに接続している配線です。アンテナ信号をアンテナアンプに入力しています。



リヤガラスのアンテナ接続部の拡大写真です。アンテナ端子は、はんだで固定されているので、端子の根元を掴んでクネクネしながら端子をもぎ取ります。



アンテナ端子を外しました。リヤガラスの溶着箇所には、銀ペーストの焼結体が残っています。



アンテナ端子裏側の拡大写真です。端子の溶着箇所には、はんだが付いています。



次に、天井に入り込んでいる2本の配線経路を確認するため、アシストグリップを取り外します。



アシストグリップ取付部のキャップは、左側にスライドさせた後、天井とキャップの隙間に内張り外し工具を入れて外します。



キャップをステーから外しました。



ステーの爪は、上側と下側に付いています。キャップはステーのビスを外すため、右側にスライドしておきます。



同様に、車両前側のキャップもステーから外します。ということで、今回はここで終了します。次回は、アシストグリップの取り外しから掲載します。

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エアコンパネルイルミバルブを補修する(3)


さて今回は、ライト点灯時における車両側ハーネスからの導通を確認したいと思います。写真の左側のコネクタが、導通確認する16極側コネクタです。



16極側コネクタの拡大写真です。ハーネスの導通確認をする端子位置は、前回の16極側コネクタ配線図により、写真の上側丸印(コネクタピン9番)と下側丸印(コネクタピン32番)になります。



テスターのテストピン先端が、16極側コネクタの測定箇所に入らないので、家の中に転がっていた細線用のコンタクトピン(端子幅は約0.8mm)を用意します。ちなみに、コンタクトピンはエーモン製の防水カプラー(2極)です。



コンタクトピンを挿し込みました。端子のワイヤーバレル部とインシュレーションバレル部が、16極側コネクタからはみ出しています。



コンタクトピンのはみ出した部分を、みの虫クリップで挟みました。みの虫クリップの反対側は、テスターのテストピンを挟みます。



ライト消灯時にテスターで電圧を測定すると、当然ながら0.00Vでした。



ライト点灯時の電圧は14.02Vあり、車両側ハーネスの導通が確認できました。よって、今回のエアコンパネルイルミバルブの点灯不良の原因は、16極側コネクタの接触不良だと分かりました。



写真の丸印は、16極側コネクタの半嵌合状態になります。コネクタの爪がカチッとロックされるまで奥に差し込まれておらず、イルミバルブは点灯しませんでした。



一方、16極側コネクタの嵌合状態では、イルミバルブは点灯しました。



念のため、車両側のコネクタ端子とエアコンパネル側のコネクタピンに接点復活剤を塗布しておきます。



これで、夜間走行時にイルミバルブが点灯するようになりました。

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エアコンパネルイルミバルブを補修する(2)


さて今回は、イルミバルブを机上で点灯確認するにあたり、電池ボックスのリード線に、電源基板のコネクタピンに接続できるメス端子を付けておきたいと思います。写真は、前方から見た操作基板と電源基板です。電源基板の左上に黒色のコネクタハウジングが見えています。



こちらは、後方から見た写真になります。



コネクタハウジング内部の拡大写真です。左側が20極、右側が16極のコネクタピンが付いています。この端子の外形寸法を実測すると、幅は約1.0mm、長さは約7mmでした。



コネクタピンに接続できるメス端子を調べると、TE Connectivity製のリセプタクルコンタクト(175217-5)が電子パーツ店で入手可能でした。写真はメス端子の実物になります。



メス端子を電池ボックスのリード線にカシメました。



あと、端子同士の絶縁のため、メス端子にφ5mmの熱収縮チューブを被覆します。



ドライヤーで熱収縮チューブが縮みました。



これで、電源基板に電池ボックスを接続する準備ができたので、16極側コネクタの配線図により、コネクタピンの9番と32番に、それぞれリード線の赤色(+極)と黒色(-極)を接続します。



電池ボックスのリード線をコネクタピンに接続しました。



イルミバルブ点灯確認の全体写真になります。電池ボックスはスイッチOFFの状態です。



スイッチONにすると、イルミバルブが点灯しました。つまり、エアコンパネル側のチップLED等が不具合の原因ではありませんでした。ということで、今回は終了します。次回は、車両側ハーネスの導通確認について掲載します。

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エアコンパネルイルミバルブを補修する(1)


以前からエアコンパネルには色々と不具合がありまして、現在使用している個体は3台目になりますが、今のところ正常に作動しています。ただ、夜間走行時にイルミバルブが点灯していないので補修しようと思います。それでは、エアコンパネルを取り外しましょう。



これが今回取り外すエアコンパネルになります。エアコンパネルの取り外しの詳細については、エアコンパネルを交換する(1)をご覧下さい。



エアコンパネルを取り外しました。次に操作基板を取り外します。操作基板の取り外しの詳細については、エアコンパネルを交換する(3)をご覧下さい。



操作基板を取り外しました。写真の丸印はイルミバルブの位置になります。上側2個、下側4個あります。



下側左端を拡大するとこんな感じ。中古品のため分解して初めて分かったのですが、イルミバルブは純正の白熱球ではなく、3.2mm×2.8mmのチップLEDに打ち替えられていました。



イルミバルブの点灯確認を机上でするため、12Vの電源を用意します。今回は単3電池1.5Vを8本直列に繋いで、12Vの電源を作りたいと思います。写真は電池ボックスの外観になります。上蓋はビスと爪で固定されています。電池ボックスの左側にはリード線、右側にはスイッチが付いています。



右側のスイッチの拡大写真になります。ON/OFF切替型のスライドスイッチです。



上蓋を外しました。電池ボックスの内側を見ると、単3電池を横に8本並べて直列に接続する構造になっています。



使用する電池は、ハイパワーで長持ちするとの評判が高い、パナソニックのエボルタアルカリ乾電池です。



電池ボックスにエボルタ電池を入れました。



テスターで電圧を測定すると、13.05Vありました。ということで、今回はここで終了します。次回は、イルミバルブの机上での点灯確認作業を掲載します。

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ルームミラーを交換する(2)


さて今回は、交換するルームミラー(ER34用)の詳細を見ていきたいと思います。写真はルームミラーの前側になります。樹脂の色はライトグレーです。ちなみに、HCR32用はダークグレーでした。



ルームミラー上側です。ミラーベースの形状および脱落構造は、HCR32用と同様になります。



ルームミラー下側には、HCR32用と同じく防眩切替ツマミが付いています。



拡大するとこんな感じ。防眩切替ツマミを操作すると、カチッとしたクリック感があり、ミラーもしっかりと固定されます。



次に、HCR32用とER34用のルームミラーを比較してみました。写真の上側がHCR32用、下側がER34用になります。ルームミラーのステー長さには、大きな違いはありませんでした。



ミラーの大きさは、上側のHCR32用が縦51mm×横235mm、下側のER34用が縦60mm×横225mmになります。ER34用の方がHCR32用よりも、縦9mm大きく横10mm小さくなっています。



ルームミラー下側です。上側がHCR32用、下側がER34用になります。ルームミラーの厚さには、大きな違いはありませんでした。



ER34用のルームミラーを取り付けました。互換性が良く、改造なく流用できました。



今回の交換により、防眩ミラーとしても機能を回復しました。



後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、走行中にルームミラーが動いて角度が変わることがなくなりました。

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ルームミラーを交換する(1)


最近走行中にブレーキを踏むと、ルームミラーが慣性力で前方に倒れて角度が変わってしまいます。また、防眩ミラーとしても機能していないので、取り外して交換したいと思います。



ルームミラーの拡大写真になります。ミラー下側中央にある防眩切替ツマミを操作しても、カチッとしたクリック感がなく、グラグラに動いた状態になっています。



ルームミラーの取付部です。ある一定以上の力が掛かると、取付部からミラーが脱落する構造になっています。



ステーカバーは、天井とステーカバーの隙間にマイナスドライバーを入れて外します。



後側の爪を外しました。ステーの爪は、前側に2つ後側に2つ付いています。



取り外したステーカバーです。丸印は爪の位置になります。



ルームミラーは、天井とミラーベース(黄色の樹脂部品)でビス固定されています。



ミラーベースのビスを3本外して、ルームミラーを取り外します。



天井の取り付け穴の写真です。



取り外したルームミラーの前側になります。



ルームミラー上側の写真です。ミラーベースの中央には、十字穴付きスクリューが固定されており、このスクリューのツバ下にU字バネクリップが挟み込まれています。この方式は、ミラー脱落後にスクリューとバネクリップをミラーベースに再組み付けすると、ミラーの再使用が可能となります。



ルームミラー下側には、防眩切替ツマミが付いています。



拡大するとこんな感じ。防眩切替ツマミの一部が欠損していたため、ミラーが固定されずグラグラと動いていたようです。ということで、今回はここで終了します。次回は、交換するルームミラー(ER34用)の詳細から掲載します。

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エアコンパネルを交換する(4)


さて今回は、電源基板の詳細を見ていきたいと思います。写真はエアコンパネルの前側になります。電源基板は左右端部をラジオペンチで挟んで引っ張り上げて外します。



電源基板を取り外しました。右下の18極ピンは操作基板との接続箇所になります。



電源基板の裏面です。



エアコンパネルのケースだけが残りました。



左側は今回不具合があった後期品(U12)の操作基板と電源基板、右側は以前に液晶表示の不具合で半田を再溶解して修理したイルミバルブLED化の中期品(U11)になります。



今回も後期品(U12)において、半田の再溶解を試みましたが直りませんでした。そこで、後期品(U12)の操作基板と電源基板のどちらが不良かを確認するため、正常な中期品(U11)を使って組み換えながら作動チェックを行います。



結果は上の表になり、後期品(U12)の電源基板が不良だと分かりました。そして、後期品(U12)の操作基板と中期品(U11)の電源基板を組み合わせると正常に作動しました。



後期品(U12)の操作基板と中期品(U11)の電源基板を組んだ写真になります。



エアコンパネルに組み換えた基板を取り付けました。



念のため、エアコンパネルを取り付ける前にもう一度、作動を確認しておきます。



後は逆順で取り付けて作業完了です。これで、エアコンパネルが正常に動くようになりました。

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エアコンパネルを交換する(3)


さて今回は、エアコンパネルの分解を行いたいと思います。写真は前回取り外したエアコンパネルになります。前面パネルを外すには、右上に1つ、下側に2つあるビスを外します。



さらに前面パネルには5つの爪が付いています。上側3つと下側2つをマイナスドライバーで外します。こちらは上側3つの爪です。



ちなみにエアコンパネルの品番は、28525-05U12の後期品になります。元々エアコンパネルは、28525-05U11の中期品が付いていたのですが、液晶表示の不具合があり、半田を再溶解して修理しました。その時にイルミバルブをLED化したのですが、約1年後にイルミバルブを純正に戻したいと思い、現在の後期品に交換しました。後期品については、これまでの約10年間、特に不具合もなく正常に作動していました。



こちらは下側2つの爪です。



前面パネルを取り外しました。写真は前面パネルの表側になります。



裏側はこんな感じ。イルミバルブを拡散するため、透明の樹脂が上段に1つ、下段に1つ付いています。



前面パネルを取り外したエアコンパネルです。操作基板は、2つのビスを外して、左下のビス穴にマイナスドライバーを引っ掛けながら持ち上げて外します。



操作基板を取り外しました。右側中央の18極端子は電源基板との接続箇所になります。



操作基板の裏面になります。



エアコンパネル裏面にある電源基板を固定しているビスを2つ外します。



エアコンパネルの後面です。



拡大するとこんな感じ。左側20極、右側16極のコネクタハウジングが配置されています。ということで、今回はここで終了します。次回は、電源基板の取り外しから掲載します。

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エアコンパネルを交換する(2)


さて今回は、エアコンパネルの取り外しを行いたいと思います。化粧パネルには4つの爪が付いています。上下左右の爪をマイナスドライバーで外します。



右の爪の写真です。



化粧パネルを取り外しました。次に、操作スイッチを取り外します。上段は3つ、下段は7つのボタンが白い連結樹脂に嵌め込まれて繋がっています。



取り外すと、こんなものが出てきました。



裏から見ると、こんな感じ。各ボタンの中央には連結樹脂に突起部があり、これが操作基板のタクトスイッチを押します。



左右各3箇所の六角ボルトを外して、カーオーディオの取付金具を引っ張り出します。



カーオーディオやらの塊を途中まで引き出しました。エアコンパネルの取り外しに邪魔にならないように、さらに引き出して下に向けて倒しておきます。



左右のビスを外して、エアコンパネルを取り外します。



エアコンパネルを知恵の輪のごとくグルグル動かしながら取り出します。



エアコンパネルが出てきたらカーオーディオの上に置きます。エアコンパネル後面の手前側コネクターは20極、奥側コネクターは16極になります。ロックの爪をしっかり押さえながらコネクターを引き抜きます。



コネクターが外れました。無事にエアコンパネルを収穫したということで、今回はここで終了します。次回は、エアコンパネルの分解から掲載します。

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エアコンパネルを交換する(1)


最近エンジンを掛けると、エアコンパネルの操作は何もしていないのに、下段右端のDEF(デフロスター)スイッチのLEDが点灯するが作動はしない、という奇妙な現象が起こっています。またこの時、どのスイッチを押してもDEFスイッチのLED点灯を解除することができません。ということで、エアコンパネルが操作できない状態になっていますので、取り外して原因を確認したいと思います。



拡大するとこんな感じ。確かに、DEFスイッチのLEDが点灯しています。



今回作業するセンターパネル周りの全体写真になります。ちなみに、シフトノブはインパルのレーシングウレタンシフトノブです。



シフトブーツパネルには6つの爪が付いています。前の爪2つと左右の爪2つをマイナスドライバーで外した後、シフトブーツパネルを前側にスライドさせて後の爪2つを外します。



前の爪2つになります。



右の爪の写真です。



そして、後の爪2つです。



次にセンターパネルを外したいのですが、灰皿の奥にビスが隠れているので灰皿を外します。



センターパネルのビス固定位置になります。灰皿の奥に2つ、下側に2つあります。



灰皿下側にある左側ビスの拡大写真なります。少し見えにくい位置にあります。



こちらは右側です。



センターパネルには4つの爪が付いています。上端の樹脂爪2つと下端のメタルクリップ2つをマイナスドライバーで外します。



上端の樹脂爪2つになります。



下端の左側メタルクリップの写真です。



センターパネルを取り外しました。エアコンパネルの取り外しに邪魔にならないように、センターパネルを横に倒しておきます。ということで、今回はここで終了します。次回は、エアコンパネルの取り外しから掲載します。

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主な仕様

AIRINX_B_Type(TRUST)
GT L.S.D. Pro TT model(nismo)
street_ZERO(CUSCO)
クラッチ(BNR32用)
フューエルポンプ(nismo)
強化タイミングベルト(nismo)
N1_evolution_MUFFLER(Apexi)
SUPER_CATALYZER(Apexi)
フロントパイプ(豊和菅)
スリットローターSD(DIXCEL)
ピロテンションロッド(CUSCO)
フロントタワーバー(nismo)
リヤスタビライザー(BNR32用)
リヤタワーバー(CUSCO)
リヤトライアングル(CUSCO)
VREC-DH300D(CARROZZERIA)
FH-6500DVD(CARROZZERIA)
MVH-5400(CARROZZERIA)
DEH-P055(CARROZZERIA)
TS-X380(CARROZZERIA)
GReddy_B-specⅡ(TRUST)
SUPER-AFC(Apexi)
φ350_COMMAND 2(momo)
φ350_ピロータ(momo)
ハイキャスロックⅡ(TOMEI)
フロントバンパー(BNR32用)
フロントグリル(BNR32用)
ボンネット(BNR32用)
リヤウイング(BNR32用)
角目ヘッドライト(R32系)
RP-01(ENKEI)
→17×7.5JJ+32_17×8JJ+38
DIREZZA DZ102(DANLOP)
→215/45R17_235/45R17

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